アルファベットや漢字はともかく、「読むことすらできない」という意味で多くの日本人がお手上げなのがハングル文字。韓国に旅行にでかけ「看板の文字やメニューの文字くらい読めたらいいのに……」と思ったことがある人も多いのではないだろうか。
CEATEC JAPAN 2006のオムロンブースで参考出品されているのが「カメラ付きケイタイ機器向け文字認識技術 Mobile OmCR」は、そんな人にぴったりな携帯向けアプリだ。Mobile OmCRを起動し、読みたいハングル文字に携帯をかざすと、カメラが文字を撮影、文字認識をして、日本語に訳してくれる。
紙に印刷された文字だけでなく、看板や案内板などでも読み取れるのがポイントだ。文字の裏に模様などがある場合でも、背景から文字だけを切り出して読み取ることができる。
実際に試したところ、カメラで読み取れた次の瞬間には訳が表示されており、速度は充分実用的だった。旅行に必要な簡単な単語程度はカバーできるという。
展示会場では、BREW版アプリが動いていた。携帯用アプリとして展開する予定。「実用化はもう目前。もうすぐ(市場に)現れると思っていただいていい」(説明員)
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