2004年12月発売の「W21CA」から俄然高画質になったカシオ計算機端末のカメラ機能。高機能な上に「W31CA」でとうとう300万画素へ到達した。
さらに上を狙うのかと思いきや、「W41CA」では、W31CAの300万画素CCDから200万画素CMOSセンサーとなった。このクラスのCMOSセンサーは以前に比べて性能も向上しているためにCCDと比べて大きく劣るわけではないないが、若干残念ではあった。
そして、やや毛色の異なる「G'zOne W42CA」を経て登場したのが、2006年秋冬モデルの「W43CA」だ。カメラは基本的にW41CAやW42CAと同じ、200万画素CMOSセンサーでAF付きとなっている。
しかし見た目は大きく異なる。W21CAからW41CAまで3代続いた回転2軸ボディを廃止し、普通の折りたたみスタイルとなった。いままではディスプレイをひっくり返すことでボディを横向きに持つ「デジカメスタイル」での撮影を特徴の1つにしていたが、それがなくなったわけである。それに伴い、側面の独立したシャッターボタンもなくなり(一応シャッターとして使えるボタンは残っているが、半押しによるAF機能はない)、サブディスプレイを用意。レンズの位置も裏面から背面に移動した。
ちなみに個人的にもW21CA、W41CAと使ってきたが、ディスプレイを回転して「デジカメスタイル」で撮影することはほとんどなかった。周りでもそのように撮っている人はあまり見かけないように思う。そのため、よりシンプルな構造になったのは悪くないのではないだろうか。また「ケータイスタイル」で撮る際には、背面にレンズがある方がディスプレイとレンズが平行になるので撮りやすいメリットがある。
ではそんなW43CAの写りはどうだろうか。W41CAの作例と比較しながらチェックしてみよう。
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