スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ「携帯電話と制服だ」Mobile&Movie 第231回

» 2006年10月13日 17時34分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
監督深作健太
制作年・製作国2006年日本作品


 今回ご紹介するのは、国民的アイドル“あやや”がセーラー服を着て、迫力のヨーヨーアクションで暴れまくる『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』。初代スケバン刑事(デカ)、斉藤由貴の娘として麻宮サキの名前を受け継ぎ、悪に立ち向かいます。

 母とニューヨークで暮らしていた少女が、ある日突然、日本へ強制送還されます。日本の警察に引き渡された少女は抵抗し、脱走を試みますが失敗。監獄に閉じ込められ、警察から取引に応じるよう説得されます。母にはスパイの容疑がかけられており、少女が特命刑事となって協力すれば、アメリカの母の無罪を証明すると。少女は迷いましたが、取引に応じることにします。その瞬間から、麻宮サキの名前を引き継いだのでした。そして、刑事の吉良(竹内力)から、かつて母も特命刑事=スケバン刑事として活躍していたことを聞かされたのでした。

 麻宮サキ(松浦亜弥)の任務は、爆発物をめぐるトラブルが発生している聖泉学園に潜入すること。ただし、母の裁判が3日後に迫っており、サキのタイミリミットも3日間。

 「携帯電話と制服だ」

 特命刑事として必要なこの二つを吉良から渡され、サキは聖泉学園に乗り込みます。そこで出会ったのは、学園のマドンナ的存在レイカ(石川梨華)。転校生のサキを見下すような態度で、一触即発の状態に。取り巻きに囲まれたレイカを睨みつけ、学園になじめないことをサキは実感します。また、クラスメートのタエ(岡田唯)がいじめにあっていることに気付きますが、他の生徒はまったく無視。サキはタエを助け、友情が芽生え、携帯電話のメールアドレスを交換します。

 そんな矢先、聖泉学園の化学部の生徒が校内で爆弾を作り、避難する騒動に。サキが化学部の生徒を問い詰めると、爆弾作りはインターネットの“エノラゲイ”で教わったと。“エノラゲイ”は、自殺の方法から誹謗中傷、様々な情報が飛び交うアングラサイト。聖泉学園の爆弾トラブルはすべて、この“エノラゲイ”が発端だったのです。化学部員と接触して、爆弾の材料を与えた“ロメオ”という人物を突き止めるため、サキはさらに学園を捜索します。

 すると、誰かに見張られているような気配が。吉良にそれを報告すると、聖泉学園にはもう一人潜入している特命刑事がいるというのです。サキはその動向を気にしながらも、“エノラゲイ”の真の目的を探っていました。

 そんなサキの張りつめた気持ちを癒してくれたのは、タエの存在でした。短い時間で二人の絆は深まっていったのです。そしてタエは、聖泉学園がひた隠していた事件をサキに打ち明けるのです。携帯メールにしたためられた真実に驚愕するサキ。サキは3日間で、聖泉学園の闇を打ち砕くことができるのでしょうか?

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