携帯で購入する“着うたフル”データは、データBOXの「ミュージック」フォルダに、SD-Jukebox経由で記録した“SD-Audio”データは「SDオーディオ」フォルダに保存される。そして再生も同フォルダから行う。
つまり別々のプレーヤーを起動する仕組みとなっている。そのため、“着うたフルとSD-Audioを混在させた音楽再生”は行えない。
では、本体に保存したデータとmicroSDに保存したデータの混在はどうか。着うたフルプレーヤーは従来端末と同じく混在できるが、SD-Audioプレーヤーでは対応していなかった。USB接続したPCからP903iの内蔵メモリにアクセスできず、結果としてSD-Jukeboxでも本体内蔵メモリへデータを転送できない。
P902iシリーズと同様に、「音質モード変更」メニュー内にトレイン/S-XBSの設定メニューがある。“トレイン”は電車内で音楽を聴く際などに周囲に漏れやすいシャカシャカ音のみを低減するエフェクト、“S-XBS”は低音域を強調して再生するエフェクトとなる。
なお、着うたフルプレーヤーとSD-Audioプレーヤーは別々のツールであるため、設定も別々に行える。……別々に行える、というより、そもそも1つのプレーヤーでSD-Audioも着うたフルも隔てなく使えるようにしてほしいとも思う。
P903iには、残念ながらペアリング済みのBluetoothレシーバーが付属するパッケージは用意されないようだ。
モバイルキャスト「mLink R for P902i」など、サードパーティ製のA2DP対応Bluetoothレシーバーなども利用できるが、P902iS Music Editionに付属されたものと同様の「DoCoMo Wireless P01」もオプション品として単体販売され、当然使用できる。
Wireless P01は、音楽だけでなくマイク内蔵にてハンズフリーフォン用としても活用でき、携帯用のACアダプタで充電可能。首から下げて使用できるスタイルも想定されている(別途ポケットなどに挟める着脱可能クリップも付属する)などメリットも多い。
なお同社は現在、「P903i発売キャンペーン」を展開中(2006年12月27日まで)。合計1万5000人にこのBluetoothレシーバー(ブラック:5000人、ホワイト:5000人)やmicroSDカードが当たる企画、そのほか、好きな着うたフル1曲を先着5万人にプレゼントする催しを実施している。
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