「9(nine)」がやってくれた。
12月7日に発売されたケーイーエス製のシンプル&ストレート端末9(nine)が、今回、見事初登場で2位を獲得。長らく大きな変動がなかった(例外はあるが)ウィルコムの販売ランキングに新たな風を起こしてくれた。
9(nine)は、最大204kbpsで通信できるW-OAM対応のW-SIMを搭載する厚さ11.5ミリ、重さ約67グラムのシンプル&ストレートボディが特徴の端末。240×320ピクセル表示対応の2インチ液晶を装え、PCサイトの閲覧に対応するWebブラウザ「NetFront」を搭載する。
ウィルコム定額プランにも適する端末として、2006年最強王者のシンプル京ぽんこと「WX300K」も抜くかとほのかに期待を寄せていたが、残念ながらこの王者にはかなわなかったようだ。
ただし今週20日より、W-SIMなしの9(nine)単体販売も開始された。W-ZERO3シリーズなど他機種を所持し、すでにウィルコム回線を持つ層も多いと思われる。そのため9(nine)を音声通話用として単体購入し、W-SIMを共用したいと考えるユーザーも多そうだ。今後、WX300Kの王座を奪えるか。それは次回以降、新規導入に加え、単体導入組がどのくらい購入していくかにかかってくるといえそうだ。
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