三菱電機製の「D800iDS」は、ダイヤルキー部分にタッチパネルディスプレイを採用した2画面ケータイだ。CEATEC JAPAN 2005で「2画面ユニバーサルデザイン携帯」として参考出展された試作機が、この度、晴れて製品化された(2005年10月の記事参照)。
最大の特徴は“2画面”であること。端末上部のメインディスプレイ、端末下部のタッチパネルディスプレイともに2.2インチTFT液晶を備える。文字入力は「2タッチ入力」「5タッチ入力」のほかに、タッチパネルならではの「手書き入力」を採用し、普段使い慣れた入力方法で利用する場合は5タッチ、直感的に操作したい場合は2タッチ、手書きなど、好みに合った入力方法を選択可能だ。
タッチパネルにありがちがな“ボタンやキーを押せているか分からない”との不安には、振動デバイス「フォースリアクタ」を内蔵することで対応。ボタンやキーを押した時の感覚を再現している。
またD800iDSは、ライフスタイルやよく使う機能などのニーズに合わせた、「3キーモード」「6キーモード」「10キーモード」の3つの操作モードを用意。3キーモードは「電話」「メール」「カメラ」といった最低限のメニューを、6キーモードは「電話」「メール」「iモード」「アプリ」「ツール」「設定」といった標準的な機能を表示する。10キーモードは、従来の三菱電機製端末と同様のキー配置となっている。
プリセットアプリは、2画面ならではのものを搭載。画面をなぞってボールを打つ3Dゴルフゲームのほか、ニンテンドーDS用ソフト「右脳鍛錬ウノタン」のモバイル版を用意した。同じ2画面、タッチパネルということで、ほかにもニンテンドーDS用ソフトのモバイル版が登場することが考えれる。
このほか、キーの上をカーソルが自動で移動する「オートスキャン/ステップスキャン機能」を備えており、外部スイッチと外部スイッチ接続ケーブルを用いることで、タッチパネルに触れることなく端末の操作が行える。なお、外部スイッチは市販品を、接続ケーブルは単品オプション品の購入が別途必要となる。
カメラはメインが有効130万画素CMOSセンサ、サブが有効10万画素CMOSセンサを装備する。iモード、iチャネルには対応するものの、ミュージックプレーヤーは搭載しておらず、着うたフル、おサイフケータイ、メガアプリ、プッシュトーク、デコメ絵文字といったサービスにも対応していない。なお、試供品としてスタイラスペンが付属する。
機種名 | D800iDS | |
---|---|---|
サイズ | 49×106×21ミリ | |
重さ | 約120グラム | |
連続通話時間 | 約160分(テレビ電話:約90分) | |
連続待受時間 | 約520時間(静止時)、約360時間(移動時) | |
アウトカメラ | 有効約130万画素CMOS | |
インカメラ | 有効約10万画素CMOS | |
外部メモリ | ─ | |
メインディスプレイ | 2.2インチ約26万2114色TFT液晶(240×320ピクセル) | |
タッチパネルディスプレイ | 2.2インチ約6万5536色TFT液晶(240×320ピクセル) サブディスプレイ | ─ |
ボディカラー | ブラック、ホワイト、シルバー | |
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