写真で解説する「W51SA」(1/2 ページ)

» 2007年01月17日 23時56分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 三洋電機製端末としては、「W31SA II」以来約1年半ぶりとなるスライドケータイの「W51SA」。ワンセグの最長連続視聴時間を約5時間に延ばしたほか、2.6インチのQVGAディスプレイにIPS液晶を採用するなど、ワンセグの視聴環境をさらに充実させているのが特徴だ。

 本体には、このワンセグの番組をはじめ、LISMOやSD-Audioなどのコンテンツをたっぷりと保存できる1Gバイトものメモリを搭載。さらに、こうしたコンテンツを再生すると同時に、内蔵のFMトランスミッター機能を利用すれば音声をカーオディオなどで楽しむこともできる。

PhotoPhotoPhotoPhoto 三洋製端末としては「W31SA II」以来となるスライド型のボディを採用。表面はクリアパーツで一体成型し、フルフラットを実現した。左側面にmicroSDカードスロットと充電/通信端子を、右側面に平型イヤフォン端子と上下キーを備える。裏面には撮影補助用ライトとカメラが位置する
PhotoPhoto 天面に赤外線通信ポートを用意。ワンセグやFMラジオ用のロッドアンテナもここに収納されている。底面には端子類が一切ない

アンテナはワンセグ、FMラジオ、FMトランスミッターを兼用

 W51SAのデザインは、スライド形状を採用したことで、折りたたみ型の「W43SA」と比べると大きな変化を遂げている。ボディのディスプレイ側は、クリアパーツで一体成型したフォルムを採用。ボディカラーはグラスグリーン、アイボリーホワイト、モダンブラックの3色が用意されている。

 グリーンとホワイトはダイヤルキー面にガンメタリックをあしらい、その縁取りを側面まで回り込ませて、ボディサイドのアクセントとしている。アイボリーホワイトは、ホワイト、グレーの組み合わせに加えてボルドーを指し色にしてよりエレガントさを演出。またグリーンは、本機がFMトランスミッターを内蔵するなど音楽を意識していることもあって、“auケータイで楽しむ音楽”のキーワードであるLISMOを連想させる色味となったようだ。

PhotoPhotoPhoto カラーバリエーションはアイボリーホワイト、モダンブラック、グラスグリーンの3色
Photo アイボリーホワイトのみ、白×グレーに加えて、「ボルドー」を側面のストライプとカメラのレンズ周りに差している

 スライド機構はオープン用のボタンなどを持たず、ユーザーの手で開閉する仕組み。もちろん「スムーススライド」機構により、片手で簡単に開閉できる。また、ワンセグ視聴時はスライドを閉じた状態でも十字キーの“マルチファンクションキー”とソフトキーで音量やチャンネル、表示モードの切り替えができる。独立したクリアキーを、ダイヤルキー側ではなく十字キーの近くに配する点には非常に好感が持てる。ディスプレイには800:1のハイコントラストと170度の広視野角を持つ2.6インチIPS液晶を採用。ただし他社のモデルと違って、ワイドパネルではない。

PhotoPhoto スライド機構は片手で簡単に押し上げられるよう配慮された「スムーススライド」。ダイヤルキーには若干傾斜をつけて押しやすさに配慮した。マルチファンクションキーはゲームコントローラーのような形状の十字キーを採用。これでPCサイトビューアーのポインタも操作する

 背面には199万画素のオートフォーカス(AF)付きカメラとライト、表示ランプが並ぶだけのシンプルなデザイン。カメラは動画撮影時もAFが作動し、VGAサイズの長時間ムービーの撮影も可能だ。最大2Gバイトまでに対応しているmicroSDは、左側面の専用スロットに格納。右上角に収納されるアンテナは2段式ロッドアンテナで、これはFMラジオの受信とトランスミッターの送信用としても機能する。

PhotoPhoto ワンセグ視聴時、EZ・FM聴取時、FMトランスミッター使用時は2段式のロッドアンテナを引き出して利用する
PhotoPhoto カメラはAF付きの199万画素CMOS。これは基本的にW43SAから変わっていない。microSD用のスロットは、裏面から見て右上側に装備する

 スピーカーはメインディスプレイの下端寄りに配され、手前向きに縦長の開口部、左右側面にパンチメタルで覆われた開口部を持つ。一方マイクは、ステレオのICレコーダーと共用でキー側ボディの下端左右に穴が開けられている。今回のモデルは音楽にこだわりを持つだけあって、音には細心の注意が払われているようだ。

Photo スピーカーはディスプレイのずっと下、発話/終話キーの横にある。開口部は手前と横にそれぞれ用意している。
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