1位 ワンセグ7機種、デザインコンセプトモデルなど10機種──auの春モデル
2位 2画面、香り、防水、ワンセグ、極薄など10機種――ドコモ春モデル発表
3位 これまでにない新感触。au design projectモデルが製品化──「MEDIA SKIN」
4位 ワンセグ+3インチWVGA液晶+Bluetooth+スライド──“ほぼ全部入り”の「W52T」
5位 依然auが好調、ドコモもかろうじて純増──12月契約者数
6位 “BRAVIAケータイ”登場──ソニエリのワンセグケータイ「SO903iTV」
7位 “ペンギンケータイ”が最新サービスとワンセグに対応──「W51CA」
8位 サイクロイド機構採用のワンセグ対応ハイエンド機──アクオスケータイ「W51SH」
9位 正月休み、最も売れた端末は?──激動続きそうな2007年
10位 2画面+タッチパネル+手書き入力──DSケータイ「D800iDS」
“auとドコモが同じ日にそれぞれ10機種の新モデルを発表する”という、異例の事態が起こった1月16日。番号ポータビリティ後、初の春商戦を迎えるとあって、いずれのキャリアも気合い充分の新端末を発表し、アクセスランキングにもその結果が反映された格好だ。
デザイナーコラボの新モデルは、両キャリアが1モデルずつ発表。auはau design project端末第6弾となる吉岡徳仁氏デザインの「MEDIA SKIN」を、ドコモは佐藤可士和氏デザインの「N703iD」(1月26日発売)を市場に投入する予定だ。
N703iDはカラーバリエーションが大きく変わったものの、ボディ形状やデザインはさほど変わっていないようにも見える。発表会場では、佐藤氏自らがN703iDの“深化”について説明した。
N703iDをデザインするにあたって「守るべきところは守り、変えるところは思い切り変える──という、デザインをアップデートする考え方でやりたい思った」と佐藤氏。機種が新しいものへと変化するときは“スクラップ&ビルド”で、今までのデザインを継承せず次に行くという考え方が多い中、前モデルの“潔い”というコンセプトや、スクエアなボディに黒い帯があるという明快なフォルムを引き継ぐことを選んだと話す。
基本とするフォルムは同じながら、細かい部分については、相当見直したといい、「702iDのときに実現したかったことが、さらにパーフェクトに実現した理想的な形でアップデートできた」と胸を張る。
“進化”ではなく“深化”だという、新端末の見どころを佐藤氏の言葉を元にまとめた。
「N702iDの開発時に、撮影補助用ライトの白い窓をなくしたいと思ったが、なくせなかった。N703iDでは、カメラの感度が上がるなど性能がアップしたことから、元のデザインコンセプトに近い、シャープな形にできた」(佐藤氏)
「着信LEDは背面の黒い帯状の部分に埋め込み、光るときだけ見えるようにした。赤外線ポートも黒い帯と位置を合わせるなど、目立たないようにしている」(同)
「新たに音楽機能やおサイフケータイ機能が搭載されたにもかかわらず、手にするとすぐに分かるコンパクトさになった。サイズダウンしたが、ダイヤルキーのボタンは大きくなっている」(同)
サイズ | 重さ | カメラ | メインディスプレイ | 連続待ち受け時間 | |
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N703iD(1月26日発売) | 96×48×15.9 | 約109グラム | 130万画素CMOS | 2.3インチQVGA+TFT | 約700時間 |
N702iD(発売中) | 98×48×18.7 | 約112グラム | 125万画素νMaicovicon | 2.3インチQVGA+TFT | 約560時間 |
「(N702iDの)色は、僕もびっくりするくらいの大評判で、こういうコンセプトが世の中に広く受け入れられたのだと思う。今回、それを楽しく広げたいということで、思い切って黄色とピンクとネイビーを採用し、スタンダードな色を残す意味でホワイトを選んだ。カラーリングは(前モデル同様)ずっと工場に通い、すさまじい作業を重ねてこの色を出している」(同)
「グラフィックデザインやビジュアルを作ることが専門なので、N702iDのプリセットコンテンツはそれに相応したものを入れた。新モデルのN703iDではFlashを多用し、動きのあるコンテンツが多数入っている。待受画面や電波強度/バッテリー残量の状態表示画面、ミュージックプレーヤーなど“できるところはすみずみまで全部やろう”ということで、かなり充実した内蔵コンテンツを作り込んだ」(佐藤氏)
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