ドコモのiモーションが10Mバイトに拡張──フル楽曲のミュージッククリップも配信可能に

» 2007年02月14日 20時12分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは、HSDPA端末の新モデル「F903iX HIGH-SPEED」の発売に伴い、2月20日からiモーションの最大容量を10Mバイトに拡張する。動画の画面サイズはQVGA対応になり、H.264(ビデオコーデック)をサポートするなど従来のiモーションに比べて画質、音質ともに質が高い動画コンテンツを再生可能になる。

 10Mバイトiモーションに対応するのはF903iX HIGH-SPEEDと「P903iX HIGH-SPEED」で、初代HSDPA端末の「N902iX HIGH-SPEED」は非対応。今後リリースされるHSDPA端末は、10Mバイトiモーションに対応するという。

 従来FOMAのiモーションは、903i/703iシリーズが500Kバイト、N902iX HIGH-SPEEDが5Mバイトで、新たなiモーションは903i/703iシリーズの約20倍、N902iX HIGH-SPEEDの約2倍の容量に拡張される。従来のiモーションに比べてリッチなコンテンツを配信可能になることから、名称も「ビデオクリップ」に一新し、提供開始に伴い週刊iガイド内の「903i大特集」でおすすめビデオクリップ情報などを配信する。3月5日には「メニュー/検索」内のジャンル名も「iモーション/Vライブ」から「動画/ビデオクリップ」に変更し、動画コンテンツの拡充を図る。コンテンツプロバイダ側も、フル楽曲のミュージッククリップや限定オリジナルムービーなどの新コンテンツを用意する。

 ビデオクリップ(10Mバイトiモーション)を利用できるのはFOMAサービスエリア内。なおHSDPAのエリア展開は、2006年10月末に全国の県庁所在地をカバーし、今年度末に全国の人口カバー率70%を目指す。

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