作品名 | ラッキーナンバー7(LUCKY NUMBER SLEVIN) |
監督 | ポール・マクギガン |
制作年・製作国 | 2006年アメリカ作品 |
今回ご紹介するのは、脚本に惚れた実力派スターが集結した『ラッキーナンバー7』。コメディ、サスペンス、ハートフルな感動まで詰め込まれたストーリーは伏線だらけ。以下、内容に触れますので、これから見る予定の方は注意して下さい。
とことんツイてない男・スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、自宅を追い出され、友人のニックを頼りにニューヨークへやって来ました。スレヴンは携帯電話で連絡を取りながら向かいましたが、アパートまで着くとニックは留守。数々のトラブルに見舞われ、疲れ果てていたスレヴンは気にせず眠ってしまいます。
翌朝、目覚めてシャワーを浴びていると、ドアを激しくノックする音が。スレヴンがドアを開けると、小柄な女性が部屋の中へスタスタと入ってきました。
「お砂糖を貸して」
どうやらニックの隣人のよう。リンジーと自らを名乗りました。スレヴンもニックの友人であると自己紹介。
「ニックはどうしたの?」
「昨日からいないんだ」
スレヴンが答えると、リンジー(ルーシー・リュー)は部屋の中を歩き回り始めました。そんなリンジーに向かって、スレヴンは自分の身に振りかかったトラブルを話します。仕事をクビになったこと、恋人の浮気を目撃したこと、家を追い出されたこと、ニューヨークにやって来た途端、強盗に襲われて財布を獲られたこと……。
リンジーはスレヴンの不運な人生よりも、行方不明になったニックを心配している様子。家の電話の着信履歴をチェックして、あるホテルの番号が残っていたことをリンジーは突き止めます。おせっかいだけれど、どこか憎めない魅力のあるリンジーに、スレヴンは好感を抱きます。しかし、リンジーはそこで仕事に出かけていってしまいます。呆然とするスレヴン……しかし、スレヴンの不運はここで終わりません。
また、激しくノックする音がして、リンジーが戻ってきたのかとスレヴンがドアを開けると、そこには強面の男・2人組が。
「おとなしく言うことを聞け」
とスレヴンを脅してきたのです。スレヴンは自分がニックではないことを説明しますが、聞く耳を持たない男たち。彼らのボス(モーガン・フリーマン)のもとへ連れて行かれます。ニックにはギャンブルで作った借金があり、すぐにそれを返せというボス。スレヴンは人違いだと言いますが、信じてもらえません。ニックの借金はとても返せそうにない額。ボスはスレブンに金の代わりに、敵対するギャングの暗殺を実行したら、チャラにしてもいいと持ちかけます。断ったら命が危ない状況で、スレヴンは引き受けてしまいます。
アパートに帰されると、再びリンジーがやって来ました。ニックを探しに、例のホテルまで行ってきたというのです。着信履歴からホテルの部屋番号を割り出し、見張っていたらある男(ブルース・ウィリス)が出てきたと。
「携帯で写真を撮ったわ」
スレヴンは、リンジーの携帯の画像を覗き込みます。
「見覚えある?」
スレヴンは首を横にふります。この携帯の画像が、リンジーの身まで危険にさらすことに。
この男はいったいどんな関係があるのか? そして、スレヴンの不運はどこまで続くのか? すべては20年前の事件が引き起こした出来事。謎が解き明かされた時、衝撃の結末が待っていました……。
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