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インタビュー2007年03月30日 00時00分 更新
昔懐かしの“黒電話”も再現――2画面携帯「D800iDS」でアプリはこう変わる (2/2)懐かしの“黒電話”や“そろばん”など――個性あふれる2画面アプリ大賞、審査員賞以外にも注目すべき作品がある。例えば「DialCall」。昔懐かしの“黒電話”ことダイヤル式電話をタッチパネル上に再現したもので、ダイヤルを回すようにタッチパネルをなぞれば、“ジーコ、ジーコ”と音がなり、到達点までいけば震える仕様となっている。 CALLを押せば実際に発信することも可能だ。プッシュ式に慣れた身としては、ダイヤル式に戻すことに抵抗があるが、酒の席での一発ネタとして使えることは間違いないだろう。石塚氏は「D800iDSはインタフェースを自由に作れるが、それを実現した非常によい作品」と絶賛していた。 懐かしいという意味では「そろばん+(soroban)」もある。電卓を標準搭載している携帯において、「そろばんのアプリを作りたいという人はいなかったはず」(石塚氏)という意外性が買われた作品だ。計算後、人差し指で珠を戻す音も完璧に再現。企画書の段階ではただのそろばんだったそうだが、作品として出来上がったものは、数字をメモリに一時保存できるなど、高機能なものになったという。 記者がプレイした中で気になったのは「さるなげ温泉」と「タッチカクテル」だった。さるなげ温泉は、下画面に温泉に入った2匹の猿、上画面にイチゴがあり、猿を飛ばしてイチゴを落として籠に入れるというもの。ノルマを達成すればクリアと、ゲーム性はシンプルだ。何が気に入ったかというと、一定時間経過すると温泉に化け物が出現し、猿を上に逃がさないと喰われる点にある。グラフィックも音楽もポップな割に、猿が喰われてしまうというギャップが目を引いた。 タッチカクテルは、“ふつうのバー”のマスターとなり、やってきた客に飲み物を提供するカクテル作りゲーム。客の注文は「ライムジュースを使った飲み物」など非常に大ざっぱなもので、材料の組み合わせはプレーヤーが自由に選べる。出したカクテルによって「おいしいです」「これじゃない」といった反応が返ってくる。 画面の大きさに対し、キャラクターがかなり小さく描かれており、癒し系タイトルだと感じた。ちなみに“ふつうのバー”というのはお店の評判のことで、企画書には「店の評判が上がる……かもしれない」と書いてあったという。「ぜひ挑戦してほしいということだと思います。イスが一杯あるのでお客さんも数人やってくる……かもしれない。ただ、そこまで作ろうと思って作ってない……かもしれない(笑)。根気のある人はぜひ挑戦してほしいですね」(石塚氏)。かなりシュールな作品であることは間違いない。 1つ1つがいい意味で作り込まれている2画面アプリ。最後に石塚氏にコンテストの感想を求めたところ、次のように話してくれた。 「アプリのコンテンストは、経験も実績もないので非常に苦労しました。ただ、実際に集まった作品はD800iDSの持つ可能性を示してくれるものばかりで、成功したと考えています。改めていろいろな人の話を聞かなければいけないと再認識しましたし、これで終わりにするのはもったいないので、またやりたいですね」(石塚氏) 関連記事
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