携帯からの緊急通報で位置情報も自動通知、義務化を知っているのは14%──ネプロ調べ

» 2007年03月30日 20時53分 公開
[ITmedia]

 ネプロジャパンとネプロアイティは3月30日、「携帯における位置情報提供機能の義務化」(1月10日の記事参照)をテーマに実施されたモバイルレポートの結果を発表した。同調査は3月8日と9日の両日、iモード、EZwebおよびYahoo!ケータイの「ザ★懸賞」サイトで実施されたもので、有効回答数は3897人。

 同調査によれば、GPS機能を利用したことが「ある」ユーザーは30%、「ない/利用してみたい」は34%、「ない/使い方がわからない」は19%、「ない/興味がない」は17%となった。

 4月1日より、携帯からの緊急通報時に(110番、118番、119番)位置情報も自動通知されることについては、「知っている」と回答したユーザーがわずか14%。また、携帯電話の位置情報通知機能により、緊急連絡時に「日時」「携帯番号」「位置情報」が消防署・警察に送信されることについては、「知っている」と回答したユーザーは19%、「知らない」は81%となり、こちらも、大半のユーザーが知らないという結果となった。

 携帯電話に位置情報通知機能をつけることが、プライバシーの侵害にあたると思うかという質問に対しては、9%が「とても思う」、37%が「少し思う」、34%が「どちらともいえない」、12%が「あまり思わない」、8%が「思わない」と回答した。「思わない」という回答は合わせて2割となり、位置情報が送信されることで、悪用されないかを懸念するユーザーが多いことがうかがえる。

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