ドコモと三菱地所、多拠点型ビル管理用通信システムを新丸ビルなどに導入

» 2007年04月17日 23時32分 公開
[ITmedia]

 三菱地所は、NTTドコモが開発した「多拠点型ビル管理用通信システム」を、4月19日に竣工する新丸の内ビルディングに導入する。同ビルを皮切りに、丸ビル、大手町ビル、岸本ビルの4ビルに順次導入し、運用を開始する予定だ。

 今回導入されるのは、ドコモが提供するFOMA/無線LANデュアル携帯電話「N902iL」を利用した無線IP音声通話システム「PASSAGE DUPLE」と、丸の内ダイレクトアクセスにより丸の内エリア内に構築された光ファイバーネットワークを結びつけるシステム。FOMAの機能に加え、導入された複数のビル間で、無線IP技術による内線通話が可能となり、災害発生時などに緊急連絡手段として活用できる。なお、同システムを複数のビル間で導入するのは今回が初となる。

 三菱地所とドコモは今後も、ビル管理業務のIT化・効率化を図るとともに、丸の内における安心安全便利なシステムを導入し、災害時や緊急時のエリアマネジメント体制の強化を行う。また、携帯電話アプリケーションを活用した効率的なビル管理業務の実現に向け、検討を進めるという。

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