マルチタスクには対応しているのか――「911T」911Tの“ここ”が知りたい(6)

» 2007年05月08日 21時50分 公開
[田中聡(至楽社),ITmedia]

質問:マルチタスクはどんな場面で使えるのか

 911Tは、複数の機能を同時に起動する、いわゆる「マルチタスク」機能を備える。右下ソフトキーから呼び出せるショートカットメニューを利用すると、操作中にほかの機能を起動する。

 ショートカットメニューから起動できる機能は最大2件。メール利用中にYahoo!ケータイにアクセスし、さらにカレンダーを呼び出す、といった操作が可能だ。最大2件なので、そこからさらにショートカットメニューを呼び出すことはできない。各機能の終了はクリアキーで行える。

 S!アプリを中断してほかの機能を呼び出すこともできるが、音楽を再生しながらS!アプリは起動できない。そのため、音楽を聴きながらGPSナビをするといったことができないのが残念。なお、ワンセグ視聴中にショートカットメニューから別機能を起動すると映像も音声も中断する。「905SH」や「911SH」のように、テレビの音声を聴きながらメールやサイトを使うといったことはできない。

photophotophoto ショートカットメニューには最大40件の機能を登録できる。登録する機能や名称、アイコンを変更することも可能(左)。中断している機能は、ショートカットメニューの上段にアイコン表示される(中央)。3件以上を起動しようとすると、これ以上起動できない旨のメッセージを表示する(右)

質問:キーバックライトは何色?

 キーバックライトは何色で、どのように点灯するのかという質問も寄せられた。ソフトバンクモバイル広報部に確認したところ、キーバックライトの色はすべてのカラーバリエーションで「白色」とのこと。今回検証用に使ったレッドでは、下記の写真のようにバックライトが点灯した。

photophoto 写真左の端末はレッド。キーのフォントやアイコンが光る形で、上段のマルチファンクションキーやその周囲のボタンと、下段のダイヤルキーで光り方が異なる。写真右はホワイトのもの。こちらは逆にキーそのものが発光するタイプ。どちらも暗闇での視認性には問題ない

質問:なぜ、国際ローミングが非対応なのか

 “ほぼ全部入り”といわれる911Tで残念なのが、国際ローミングに対応していないこと。同じ東芝製であり、同時期に発売した下位モデルの「813T」は対応していて、なぜ911Tは非対応なのだろうか。

 ソフトバンクモバイル広報部によると、「ワンセグ対応、HSDPA対応などの特徴を鑑み、本モデルは国内での使用時にいっそう個性を発揮できることなどから、総合的に判断した結果、国際ローミング非対応になった」という。ワンセグ+国際ローミングは「技術的に不可能」というわけではないようなので、ここは次期モデルでの改善に期待したい。

質問:横画面専用のS!アプリはあるのか

 911Tはカメラ、ワンセグ、PCサイトブラウザ、ドキュメントビューアなど、横向きの画面で利用できる機能が多い。911SHのように、横画面で利用できるS!アプリは用意されているのだろうか。ソフトバンクモバイル広報部によると、911Tは横専用アプリには「非対応」とのことだった。

質問:デジカメモードで撮った画像を全画面表示できるか

photo 縦向きに撮っても、このように90度回転した状態で表示されてしまう

 911Tのカメラの撮影モードを「デジタルカメラ」に設定して撮った画像は、ケータイ上では上下にスペースが空いた状態の横向きで表示されてしまう。これを全画面表示にすることはできないのか。

 デジカメモードで撮った画像は、リサイズすれば画像を回転できるので全画面表示が可能になる。その場合、サイズは480×800ピクセルまたは480×640ピクセルに縮小される。2048×1232ピクセル以外のサイズで撮影した画像をリサイズすると、480×640ピクセルになってしまい、上下が切れてしまうので注意したい。

photophotophotophoto 画像を開き、「メニュー」→「画像編集」→「YES」→「リサイズ」→「回転」(上下が180度逆の場合)と操作して、さらに2回「リサイズ」→「回転」をする)→「リサイズ」→「横に合わせる」→「切取り」→「決定」→「完了」と行う。編集後の画像は、上書き保存または新規保存する

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