低スペック環境で利用可能な3D描画エンジン「MascotCapsule nano」

» 2007年05月14日 23時56分 公開
[ITmedia]

 エイチアイは5月14日、携帯電話よりもスペックの低い実行環境でも利用可能な3D描画エンジン「MascotCapsule nano」を開発したと発表した。

 MascotCapsule nanoは、携帯電話で多くの搭載実績を持つリアルタイム3D描画エンジン「MascotCapsule」の新ラインアップで、組み込み機器向けのローエンドCPUにも広く対応している。「MascotCapsule V3」をベースに開発されており、プラットフォームを問わず利用可能。色情報を使用しないため、各種ディスプレイに柔軟に対応する。

 同エンジンにより、低階調環境でも擬似的に多階調表示を行い、立体感の表現が可能になるため、従来は3D画像の活用が難しかったPC周辺機器、自動車の表示パネル、バーコードスキャナ、POS端末、リモコン、玩具など、携帯電話よりさらに低解像度・低スペックの組み込み機器でも、3Dグラフィックスを用いた演出が可能になるという。

 なお同社は、5月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「第10回組込みシステム開発技術展」で、MascotCapsule nanoのデモンストレーションを実施する。会期中は同製品に関するミニセミナーなども実施する。

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