ゲゲゲの鬼太郎「もしもし、猫娘さん?」Mobile&Movie 第259回

» 2007年05月18日 16時57分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名ゲゲゲの鬼太郎
監督本木克英
制作年・製作国2007年日本作品


 今回ご紹介するのは、水木しげるの国民的妖怪漫画を実写映画化した『ゲゲゲの鬼太郎』。鬼太郎役のウエンツ瑛士をはじめ、大泉洋、室井滋、西田敏行、小雪といった豪華なキャストがVFXを駆使して妖怪に扮しています。井上真央が演じる女子高生は、妖怪に出会って思わず携帯電話のカメラでパチリ。

 実花(井上真央)は母亡き後、弟の健太(内田流果)の面倒を見ながら、学校に通う女子高生。父(利重剛)と三人仲良く暮らしていましたが、テーマパーク建設によって裏山の稲荷神社が解体されてからというもの、妖怪が出没するという噂が……。

 同じ団地に住む家族が被害に遭い、健太は妖怪を退治してくれるという鬼太郎(ウエンツ瑛士)に助けを求めようとします。目で見て触れられるものしか信じない実花は、妖怪の存在を否定していましたが、健太が妖怪ポストに手紙を出すと、数日後に奇妙な格好の男の子−鬼太郎がやって来たのでした。

 団地で悪さをしていた妖怪をこらしめた鬼太郎は、健太には感謝されましたが、実花は半信半疑。健太は鬼太郎を尊敬し、慕うようになります。そんな時、健太の父が窃盗犯として逮捕されてしまいます。父が盗みなどするはずのないと信じる実花と健太。実は、父が盗んだのは恐ろしい力を持つ“妖怪石”で、その魔力に惑わされてしまったのです。健太は父に“妖怪石”を渡され、隠しておくよう言われます。

 やがて、健太は“妖怪石”を探す空狐(橋本さとし)に狙われるようになります。健太は父との約束を守って、鬼太郎にも“妖怪石”のありかは決して話さなかったのです。実花と健太のため、空狐と戦う鬼太郎。

 ねずみ男(大泉洋)は、人間の味方をする鬼太郎に“妖怪石”を盗んだ罪をなすりつけようと企んでいました。地底深く鎮められていた“妖怪石”を取り出したのは、実はねずみ男だったのです。お金に換えようと人間界に持ち込んだところ、健太や空狐を巻き込んだ騒ぎに。絶大なパワーを持つ“妖怪石”の封印を解いたとすれば、罪は重大。“妖怪石”を見つけ出さなければ、鬼太郎は妖怪裁判にかけられる羽目に。

 砂かけ婆(室井滋)や子泣き爺(間寛平)の協力のもと、鬼太郎は“妖怪石”を探しに行きます。健太が持っているのではと鬼太郎は推測しますが、なかなか教えてもらえません。そんな状況の中、実花は心優しい鬼太郎に好意を抱くようになっていきます。自分を守ってくれた鬼太郎と携帯電話のカメラでツーショットをパチリ。

 「もしもし、猫娘さん?」

 やがて、猫娘(田中麗奈)から実花の携帯電話に連絡が入ります。すぐ鬼太郎に代わる実花。猫娘は緊迫した様子で伝えます。

 「今夜中に妖怪石を持っていかないと、目玉のおやじが釜茹でにされるって」

 鬼太郎は“妖怪石”を見つけて、目玉のおやじを助けることができるのでしょうか? そして、鬼太郎と空狐の戦いの決着は? 鬼太郎と実花の淡い恋の行方は、携帯電話だけが知っているのでした。

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