“薄型”“ワンセグ”という人気キーワードとともに最近、スライドボディを採用する端末も増えてきた。2007年の携帯夏モデルには、ドコモの「D904i」(三菱電機製)、auの「ウォークマンケータイ W52S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、「W54T」(東芝製)、ソフトバンクモバイルの「FULLFACE 913SH」(シャープ製)、「816SH」(シャープ製)、「805SC」(Samsung電子製、春モデルとして発表)、「X01T」(東芝製)、そして「810P」(パナソニック モバイル製)がスライドボディを採用する。
その中の「810P」は、パナソニック モバイルコミュニケーションズとして国内で初めてスライドボディを採用した端末として登場する(同社製の海外向けモデルには過去に「X500」などのスライドボディのGSM端末が存在した)。
やはり注目は、新機構「フラットスライド」によるスリムなスライドボディ。既存のスライド型端末の構造とは異なり、下筐体が上筐体を包むU字型のフレームを採用し、ダイヤルキー部(下筐体)とディスプレイと十字キー部(上筐体)の段差がほとんどないスタイルを実現する。その構造は、例えると「フリスクの箱のような感じ」(説明員)とのことである。
本体サイズは約51(幅)×109(高さ)×12.9(厚さ)ミリ、重量約112グラム。QVGA(240×320ピクセル)表示対応の2.4インチTFT液晶ディスプレイ、有効200万画素のメインカメラ、有効11万画素のサブカメラ、microSDスロットなどを搭載する。なお、国際ローミング対応機としてW-CDMA(3G)とトライバンドGSM(900M/1800M/1900MHz)に対応するのもポイントの1つだ。
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ソフトバンクモバイルのパナソニック モバイル製スリムスライド端末「810P」(ブロンズ)。スライドボディながら、U字型フレームをによる新機構「フラットスライド」を採用し、ディスプレイとの段差が少ないのが特徴。厚さ12.9ミリを実現する (このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーはこちらからでも参照できます) |
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