今回のau販売ランキングは、前回と変わらず2007年春モデルのカシオ計算機製「W51CA」とソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「W51S」が1位、2位を獲得。続いて、夏モデルの日立製作所製ワンセグ端末「W52H」がランクインした。
2007年夏モデルとして今回、W52Hと三洋電機製のワンセグ端末「W52SA」が初めて登場。W52Hは3位、W52SAは5位に上位入賞。両機種はまずまずのスタートダッシュを決めたといえるだろう。ちなみに、5月31日に発売された京セラ製の1X端末「A5526K」もランク圏外から10位に順位を上げ、発売済みの夏モデル4機種すべてがTOP10圏内に入っている。
さてauは、2007年の夏モデルに“EXILIM”“ウォークマン”といったブランドを冠した端末や防水ワンセグなどの注目機種を中心に、新モデルを計15機種も投入する。今週、14日から東芝製の薄型ワンセグ端末「W53T」が発売され、15日現在、auサイト内の地域別発売日告知ページに“近日発売”とある「ウォークマンケータイ W52S」も近日、W53Tの次に発売される見込みだ。
ドコモの発表済み新機種は(ワンセグ搭載のソニー・エリクソン製「SO903iTV」の登場も控えるが)5機種だったので、ランキングの顔ぶれすべてが刷新されるまでにはならないが、15機種を投入するauの場合は、今後、顔ぶれすべてが変わるような激しいランキングの変動も予想される。この中で人気ナンバーワンを獲得するのはどの機種になるか、今後の動向が非常に楽しみだ。
ソフトバンクモバイルは先週、2007年夏モデルの第1弾となるシャープ製の“AQUOSケータイ 3rd model”こと「912SH」を発売した。
結果は初登場2位。ここ最近、連続首位を獲得している2006年6月発売の長寿機種「705SH」の壁は残念ながら越えられなかった。なお、前モデルの“AQUOSケータイ 2nd model”こと「911SH」も912SHに次いで3位に入っている。
912SHは、2007年前半の人気機種 911SHの後継機として、カメラやディスプレイ性能の向上や、工夫された横向き用UIの搭載などで機能強化を図ったハイエンド端末。端末により月々の支払い額は変わるが、新スーパーボーナスの加入で新機種も“0円”で持ち帰れるソフトバンクモバイルの端末は、ハイエンド端末も発売直後からランキングの上位に食い込む動きを見せる傾向がある。初登場1位こそは逃したが、912SHは今後、911SHと同じような人気を獲得していくものと思われる。
そのほかは、Samsung電子製端末の動きが目立つ。6位に薄型スライド+HSDPA端末「709SC」(前回6位)、7位に薄型HSDPA端末の「707SC II」(前回7位)、そして10位に厚さ8.4ミリの極薄ストレート端末「708SC」(前回ランク圏外)がランクイン。TOP10圏内のシェアはシャープに次いで3割にまで達した。なお週末の16日には、同じSamsung電子製の“世界最薄ワンセグ”こと「805SC」も発売される。
ソフトバンクモバイルの夏商戦向けモデルは912SHに続いて、上記の805SCと、パナソニック モバイル製の薄型“フラットスライド”端末「810P」が週末の16日に発売。新機種の登場ラッシュもいよいよ本格化してくる。
そのほか、各端末情報が一望できる“機種別記事一覧”が新登場〜いますぐパワーアップした携帯データBOXをチェック!
携帯データBOXは、ITmediaモバイルトップページのメニューバー右側からもアクセスできます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.