待受画面からバッテリー残量アイコン、電波状態アイコン、メニューなどを一括でカスタマイズできる「きせかえツール」も904iシリーズ共通で搭載されているが、SH904iではTOUCH CRUISERでの操作に対応したほか、メニューの第2階層までカスタマイズ可能になるなど、さらなる進化を遂げている。カスタマイズ用データファイルのサイズが最大2Mバイトに拡張されたため、従来はメニューとアイコンなどが別々に配布されていたが、一気にダウンロードできるようになったのも改善ポイントだ。
SH904iのカスタムメニューには、ソリッドブラック、ラインブルー、クリスタルホワイト、プレミアムピンクの各色に合わせた専用のきせかえツールデータ「Black」「Blue」「White」「Pink」と、視認性の高い大きなフォントを利用した「Large」が用意されている。さらに、「カスタモ for i」などのきせかえツールデータ配信サイトでは、TOUCH CRUISER利用時のカーソルや、新たに変更可能になったメニューの第2階層のデータも含んだ最新のデータが販売されている。「SH903i」や「SH903iTV」などで人気だった「Dogs」も、最新版では専用カーソルなどが用意された。ちなみにDogsの価格は525円。
音楽や映像に加えて、SH904iの機能で忘れてはならないのが、新たに「マンガ・ブックリーダー」を搭載した点。従来から電子書籍のリーダーは搭載していたが、昨今人気が高いマンガコンテンツにも対応した。iモード経由で1本あたり最大3Mバイトまでの電子書籍やマンガをダウンロードできる。
SH904iには、尾田栄一郎氏の「ONE PIECE」第1話がプリインストールされているので、まずは実際にどんなイメージでマンガが読めるのかを体験してみるといいだろう。紙に印刷されたマンガとは異なり、視線の動きに合わせてコマが動いたり、またONE PIECEは非対応ながら、タイトルによっては画面内に効果音が入る場面でバイブレーションが作動したりと、携帯ならではのアレンジが加えられているので、すでに読んだことがあるタイトルでも改めて楽しめる。コンテンツはmicroSDに保存する仕様なので、microSDは忘れずに端末に装着しておこう。
マンガ・ブックリーダーで閲覧できる電子書籍やマンガコンテンツは「ケータイ読書館」で入手できる。
904iシリーズの特徴的な機能として挙げられる「直感ゲーム」は、携帯を振ったり傾けたりして操作する、今までになかった体感型のゲームだ。SH904iとP904i、D904iでサポートされており、N904iとF904iは対応していない。SH904iを購入したら、プリインストールされている「直感♪クラッシュ・バンディクー」で、その独特の操作感を味わってみたい。
さまざまなコンテンツプロバイダからリリースされている直感ゲームの数々は、基本的にすべてSH904iとP904iには対応しているため、遊びたかったゲームが自分の機種には非対応、という心配がないのもうれしい。短時間で手軽に遊べるゲームが多いのも直感ゲームの特徴で、ちょっとした暇つぶしなどにももってこいだ。ただし、駅や電車の中で遊ぶのは少々恥ずかしいかもしれない。
また大作ゲームが多数そろう「メガゲーム」もサポートしており、じっくりとゲームを楽しみたい向きにも、さまざまなコンテンツが用意されている。SH904iのワイド画面が生かせる「モンスターハンターi for SH」がプリインストールされており、迫力のグラフィックスなどが手軽に体験できるだろう。新たに専用のチップを採用して描画速度を向上させたほか、3DグラフィックスのAPI「OpenGL ES」を搭載したことで、3Dゲームや長編ロールプレイングゲームの選択肢も広がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:シャープ株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年6月30日