フリースケール、ドハティー・アンプを利用し基地局の性能を最適化するトランジスタ

» 2007年06月18日 23時35分 公開
[ITmedia]

 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、6月3日から8日までホノルルで開催された「2007 IEEE MTT-S International Microwave Symposium」で、7種類の新しいLDMOS RFパワー・トランジスタを発表した。

 これらのトランジスタは、ドハティー・アンプ・アーキテクチャに合わせて開発されたもので、高効率と高リニアリティを両立させながら、W-CDMAおよびCDMA2000基地局用送信機の設計を可能にする。従来のトランジスタ・デザインを利用した基地局と比較して、消費電力を大幅に抑えた基地局の開発が可能だという。

 7種類の新製品は、865M〜960Mヘルツ帯域と1930M〜1990Mヘルツ帯域で動作するデバイスがそれぞれ2種類、2110M〜2170Mヘルツ帯域で動作するデバイスが3種類となっており、最も一般的なPCSとW-CDMA携帯電話の周波数帯域をカバーする。

 これらのLDMOSデバイスは、すでにサンプル出荷を開始しており、評価用のデータシートとドハティー・リファレンス・デザインも供給されている。価格は要問い合わせ。

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