スリム&コンパクトをウリにする704iシリーズの中でも、特に目を引く端末の1つがシャープの「SH704i」だ。発売は7月〜8月を予定している。
外観上の大きな特徴は、背面に搭載されたアルミパネルだ。「SH904i」や「SH902iS」「SH901iS」などのハイエンド端末で人気を博した、金属素材を用いた高級感を70xiシリーズにも展開してきた。プラスチックでは表現し得ない、ひんやりとした独特の手触りは、シャープが得意とする手法であり、高い質感を持つ。
さらに、フラットなアルミパネルの端には大きめのLEDを用意しているのも目を引く。宝石のようなカットを施したLEDは、電話やメールの着信時や不在着信時、充電時、FeliCa使用時など、さまざまなシーンで点灯/点滅する。
薄型化を実現するため、ダイヤルキーはステンレス製のシートキーを採用した。シャープのドコモ向け端末としては初めての採用になるが、タッチはソフトバンク向けの薄型端末「705SH SLIMIA」とよく似ている。ダイヤルキーの操作性は悪くないものの、十字キーや決定キーは慣れるまでの間、何度か誤操作してしまうことがあった。
カメラは130万画素のCMOSで、液晶を表にして端末を折りたたみ、[TV]キーを長押しすると撮影機能を呼び出せる。回転2軸ボディなので、2.6インチのモバイルASV液晶をファインダーにしてデジタルカメラのように撮影できる。
赤外線通信ポートは端末の裏面、カメラの横に装備している。高速なIrSimpleに対応しており、液晶テレビAQUOSなどに端末から写真を送信して表示したりもできる。シャープが発売している「ワイヤレスフォトアダプター」を利用すれば、赤外線通信機能を持たないテレビなどにも写真などが表示可能だ。
側面にはボタン類はあまりなく、右側(ワンセグ視聴時は上側)に矢印(左右)キーと[TV]キーを備えるだけだ。ちなみに左キーを短押しするとEco(節電)モードの設定ができ、長押しするとのぞき見を防止するプライベートフィルタのオンとオフを切り替えられる。[TV]機能は短押しでワンセグ、長押しでカメラが起動可能だ。
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