ノキアシーメンスネットワークスは7月3日、3Gフェムト・ホームアクセス・ソリューションを発表した。
同ソリューションは、家庭内にコンパクトな機器を設置するだけで、W-CDMA対応端末を利用可能にする。携帯電話事業者のコアネットワークとは、標準的なインタフェース(IPネットワーク)を介して接続するため、コアネットワーク側には手を加えることなく機器が増設できるというメリットがある。
また、家庭内に設置するフェムト加入者宅内機器(CPE)にもオープンインタフェースを採用しており、複数ベンダーの端末から接続可能だ。フェムトCPEは、IPブロードバンド回線をバックホールとして利用するため、xDSLモデムやWi-Fiアクセスポイントなどのように、家庭で簡単に設置できる。ノキアシーメンスは、CPEベンダーと協力し、同社のインタフェースとCPEベンダーの機器との相互運用性を確保する。
3Gフェムト・ホームアクセス・ソリューションの試験運用は、2008年初頭に開始される。商用展開は2008年第3四半期からの予定だ。
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