夏モデルを控え400万台割れも、前年同月比は復調の兆し──JEITA 5月携帯出荷

» 2007年07月12日 14時45分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)が7月12日に発表した、2007年5月の移動電話国内出荷台数実績は、391万9000台で前年同月比102%だった。前年同月の実績を上回るのは3カ月ぶり。

 昨年同時期の各社春・夏モデルが、MNP開始を控えた様子見的な端末ラインアップだったことに比べ、より特徴のある端末が出そろっていたことが復調の要因と見られる。

 携帯電話のみの出荷台数は378万台で前年同月比は101%。3G以上の端末だけで見ると374万3000台で、前年同月比は117.7%。なおPDCなどの2G端末は3万7000台で前年同月比は8.6%、3G比率は95.5%となった。2G端末の出荷台数が10万台を下回るのはこれで8カ月連続、4万台を切るのは2007年1月以降今回で2度目となった。

 PHSの出荷台数は13万9000台で、前年同月比は137.1%。2カ月ぶりに10万台を突破し、昨年同月を大きく上回る実績となった。

photo 携帯電話出荷実績の推移
photo PHS出荷実績の推移

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