写真で解説する「らくらくホンIV」(1/2 ページ)

» 2007年07月12日 23時56分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 しんせつ、かんたん、見やすい、おまかせ、そしてあんしん──。ドコモのユーザーフレンドリー端末として高い人気を得る“らくらくホン”シリーズに新機種が登場した。それが富士通製の「らくらくホンIV」だ。前モデルの名称は「FOMA らくらくホンIII」と“FOMA”の文字列があったが、今回はシリーズ4機種目。PDC(mova)のらくらくホンシリーズと数値がかぶらないほど数が充実してきたことから、名称も、より“かんたん”になった。

photophoto “4代目のFOMAらくらくホン”「らくらくホンIV」。スクエアでプレーンなボディデザインはFOMAらくらくホンIIIから継承しつつ、約1.9ミリほど薄くなった。カラーはネイビー、ピンク、シルバーの3色を用意する

 らくらくホンIVの特徴やテーマは、2006年9月発売の前機種 FOMAらくらくホンIIIから多くを継承。新たにGPSを搭載し、「あんしん」への取り組みを強化した。前機種から継承して備えるワンタッチブザー機能とGPS機能を活用する“イマドコサーチ”が連動し、緊急時の連絡を位置情報付きで行えるようになった。

photophoto 背面に有効130万画素のパンフォーカスカメラと1.2インチ正方形のサブディスプレイを搭載(左)。裏面も構成はほぼ前機種と同じ。ワンタッチブザースイッチと外部スピーカーを備える。ワンタッチブザーは、オレンジ色のボタンを押しながら右にスライドするだけで操作できる。約100デシベルの大音量アラームが鳴るとともに、指定先の番号へ自動的に音声発信とGPSによる自分の位置情報をメッセージRで通知する
photophoto ディスプレイは前機種の2.4インチから2.6インチに拡大。太陽光下などでも視認性のよい半透過型液晶を採用した。画面解像度はQVGA(240×320ピクセル)と変わらないので、その分文字や画像を大きく表示できるようになっている。おなじみのワンタッチダイヤルボタンも3つ搭載する(左)。ダイヤルキーの構成もほぼ同様。ぎらつきを抑え、文字の見やすさを考慮した“フラットラウンド”形状のキーを採用する(右)
photo キーの凸量は約0.4ミリ。しっかり“カコッ”とクリック感が得られる
photophoto FOMAらくらくホンIIIより約1.9ミリ薄い、厚さ17.6ミリを実現。左側面は上下スクロールや音量の調整を行う[+]/[−]キーと角形イヤフォン端子を実装。この[+]/[−]キーは、前機種のFOMAらくらくホンIIIでは漢字の[大]/[小]表記だったが、改められたようだ。漢字表記も味があってよかったが、テレビ用リモコンの音量キーなども+/−で表記するものが多いうえ、縦向きでも横向きでも判別できるため、アイコンとしての視認性が向上したといえる(左)。本体右側面は本機の軸の機能となる[音声読み上げ]キーとmicroSDスロットがある

 らくらくホンシリーズの特徴機能となる「使いやすさ」。周囲の騒音レベルを感知して自動的に機能が有効になる「はっきりボイス」機能が、相手の声の音量に応じて反応する“自動受話音量アップ”機能を付加した「スーパーはっきりボイス」に進化。騒音で聞こえにくい音域の音量のみが自動的に上がる仕組みで、聞き取りやすさが向上した。もう1つ、通話の最後1分間を自動的に録音する「おまかせ通話音声メモ」も便利だ。通話終了後「あれ、待ち合わせ時間は何時って言ったっけ?」といった場合も、通話履歴から直前1分間の会話を再生できる。

 そのほか、通常の会話を約0.7倍遅くし、相手の声を聞き取りやすくする「ゆっくりボイス」機能や“ダブルマイク”(通常の無指向性マイクと指向性マイクの2種類を搭載)によるノイズキャンセル機能と自分の声の音量レベルを自動的に上げる機能を組み合わせた「はっきりマイク」機能も継承して搭載する。

photophoto 本体底面にカメラ用のマクロ切り替えスイッチと充電/通信端子(左)、上面にストラップホールを実装する。ストラップホールの位置を中央に移し、ネックストラップ使用時により安定するよう工夫を設けた(右)

Get Macromedia FLASH PLAYER 「らくらくホンIV」の外観。前機種 FOMAらくらくホンIIIのデザインを継承しながら、GPSや2.6インチのディスプレイを搭載。厚さは約1.9ミリ薄い17.6ミリを実現する

(このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーはこちらからでも参照できます)

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