住友電工ネットがモバイルWiMAXのフィールド実験

» 2007年07月23日 19時35分 公開
[ITmedia]

 住友電工ネットワークスは7月23日、同社のモバイルWiMAX用基地局を利用した実証実験の結果を報告した。

 フィールドテストは、住友電工ネットワークス製のモバイルWiMAX用基地局に、WiMAXフォーラムの仕様に準拠したコントロールド・ハンドオーバー機能を実装して実施。東京都内の複数の基地局と車両に搭載した移動局によるフィールド実験において、高速走行中の車両内でもビデオの送受信を途切れることなく行えたという。

 時速50キロ程度で走行する車両内でインターネット上の他のユーザーとSkypeによるビデオ会議を行い、同時にVGA画質のビデオオンデマンドサービスを受信したところ、双方でハンドオーバーの瞬間にも途切れることなく映像と音声を受信する様子が確認された。また車両が静止した状態では受信速度が10Mbpsを越え、走行時でも5Mbps近い性能が確認されたとしている。

 住友電工ネットワークスは今後、MIMOの技術を基地局に実装し、より高速で安定した電送性能を目指すという。

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