ローソン、8月23日からEdyに対応――おサイフケータイを想定したサーチ機能を運用

» 2007年08月21日 18時20分 公開
[Business Media 誠]

 ローソンは8月21日、プリペイド型電子マネー「Edy」の取り扱いを8月23日より開始することを発表した。全国のローソン、ナチュラルローソン全店(約8500店)で順次Edyを導入する。また、11月を目処に、店頭でのEdyチャージ(入金)にも対応する予定だ。

 ローソンではすでに、FeliCaクレジット「iD」を3月に(2月27日の記事参照)、「QUICPay」を7月に導入しており(5月14日の記事参照)、8月23日以降はEdy、iD、QUICPayの3方式が利用できることになる。

サーチ機能付きマルチリーダー/ライターを採用

 単機能のカードであれば問題ないが、おサイフケータイの場合、1つの携帯で複数のFeliCa決済サービスが利用できることがある。今回ローソンでは3方式対応に合わせ、おサイフケータイにインストールされている決済方式をサーチできる機能を搭載したリーダー/ライターを運用する。

 おサイフケータイで支払いをする場合、ユーザー側に向いたPOSレジの液晶画面に、Edy、iD、QUICPayの3種類のボタンが表示される。ユーザーはボタンを押して決済方式を選択してからおサイフケータイをかざすと支払いができる。

 複数のFeliCa決済方式がインストールされたおサイフケータイを先にリーダー/ライターにかざしておくと、液晶画面には、Edy、iD、QUICPayのうち、そのおサイフケータイで利用できる決済サービスのボタンだけが表示される。

サーチ機能付きマルチリーダー/ライターの利用イメージ
液晶画面に表示される、決済方式選択画面

 iDとEdy、QUICPayとEdyなど、2種類の決済方式に対応したリーダー/ライターは増えているが、3方式以上に対応したリーダー/ライターはまだ少ない。複数の決済方式に対応した店舗では、どのようなオペレーションがユーザーにとって使いやすいのか、しばらくはマルチリーダー/ライターの運用も試行錯誤が続きそうだ。

 参考→イオン系スーパーに導入されている、iD/Suica・PASMO/WAON対応リーダー/ライターの場合(4月27日の記事参照)

関連キーワード

Edy | コンビニ | QUICPay| iD | Suica | 電子マネー


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  7. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年