YouTube Mobileを視聴可能なビジネスケータイ──HTC製のWindows Mobile端末「HT1100」

» 2007年08月30日 15時29分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
Photo HTC製のWindows Mobile 6搭載端末「HT1100」。発売は2008年1月以降を予定しており、一般ユーザー向けにも販売するとしている

 ドコモのビジネスケータイラインアップ「1100」シリーズ端末として登場したのがHTC製の「HT1100」だ。OSはWindows Mobile 6を採用し、「Outlook Mobile」や「Internet Explorer Mobile」など、PCと親和性の高いアプリを利用可能。FOMAハイスピード(HSDPA)への対応により、下り最大3.6Mbpsの高速通信環境下でPC向けサイトなどを閲覧できるという。

 ボディはスライド型で、ディスプレイはタッチパネル対応。ディスプレイ上に指をすべらせると3Dキューブ状のメニューが回転する、新たなユーザーインタフェース「TouchFLO」を採用したのが大きな特徴だ。指によるスクロールはブラウザやメール画面、フォトアルバムでも利用可能だ。

 HTCは6月に、前面のほとんどがディスプレイの「HTC Touch」という端末をリリースしており、外観や操作上の特徴はこの端末に似ている。

  エンタテインメント機能も充実しており、「YouTube Mobile」などのコンテンツをストリーミング再生できる「ストリーミングメディア」、HTCオリジナルの音楽プレーヤーソフト「オーディオプレーヤー」を搭載。ほかにもW-CDMA/GSM/GPRS対応の国際ローミングに対応し、海外でも利用できるFMラジオも搭載した。

 サイズは107×55×16.5ミリ、重さ約120グラム。入力デバイスは、日本のユーザーがなじんだ操作で利用できるよう配慮してテンキーを採用。Bluetooth機能も備え、Bluetooth対応機器を利用してハンズフリー通話やデータ交換を行える。なお、iモードサービスやおサイフケータイ、2in1には非対応となる。

 発売は2008年1月以降を予定。ドコモによれば、法人営業を通じた販売だけでなく、一般向け販売も予定しているという。


主なスペック
サイズ 107×55×16.5ミリ
重さ 約120グラム
連続待受時間 3G:約270時間、GSM:約240時間
連続通話時間 3G:約160分、GSM:約170分
外部メモリ microSD
アウトカメラ 200万画素CMOS
インカメラ 10万画素CMOS
メインディスプレイ 240×320ピクセル、2.6インチTFT(6万5536色表示)
ボディカラー Smart Black、Pearl White
主なアプリ Internet Explorer Mobile、Outlook Mobile、Office Mobile、Windows Media Player 10 Mobile、オーディオプレーヤー、FMラジオ、ストリーミングメディア、HTC Home


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