ソフトバンクモバイルは、同社の端末/サービス開発を担当するプロダクト・サービス開発本部長にソニーの吉田雅信氏を迎えると発表した。10月1日付けで、常務執行役員 プロダクト・サービス開発本部長に就任する。なお、現職の太田洋氏は、9月30日付けで退任する。
吉田氏は1980年にソニーに入社。2001年4月から、Palm OS搭載PDA「CLIE」を手がける事業部門のプレジデントを務め、2004年9月にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの日本向け端末部門長に就任した。2006年11月からはソニーの半導体事業本部でシステムLSI事業部長を務めている。
現職の太田氏は、J-フォン時代から端末開発に携わり、写メール端末やJava端末などのヒット端末を手がけたことで知られる(2005年12月の記事参照)。ボーダフォン時代に一度は会社を離れたものの、津田志郎氏の社長就任後に復帰し、端末やサービスの開発を手がけてきた。ボーダフォン(当時)がコンバージェンスモデルから日本市場に適した端末へとシフトする際に尽力し、そのラインアップは業界内で“太田端末”と呼ばれるなど注目を集めた。
- 2004年度にPalm OS 6搭載CLIEが登場
ソニー ハンドヘルドコンピュータカンパニーの吉田雅信プレジデントは、PalmSourceとの次世代OS開発が順調に進んでいるとし、2004年度にはPalm OS 6搭載のCLIEを提供できると話した。
- PHSを捨てて無線LANを選んだNEW CLIEの判断は?
5月の「経営方針説明会」(PSXの電撃発表が記憶に残っているが)の席上で、モックが紹介されたNew CLIE。このNew CLIEがUX50として早くも登場。「携帯AV機器とモバイルITの融合」を目指したNew CLIEの答えは「PHSを捨てて無線LAN」だった。
- CLIEはどこへ行くのか?
PDA市場は期待されたほど成長せず、いまだに試行錯誤を続けているように見える。そんな中で、これまでのPalmOS搭載機とは異なる雰囲気を持つ新型CLIE「PEG-UX50」が投入された。この新型機の話を中心に、CLIEの今後の方向性について、ソニーハンドヘルドコンピュータカンパニープレジデントの吉田雅信氏に話を伺った。
- ボーダフォン太田氏が示した、コミュニケーション新構想
ボーダフォンが、コミュニケーションにフォーカスした新サービスを複数紹介した。いくつかは“仮称”の段階だが、今後の同社の方向性、そして巻き返しの可能性を占うサービスといえる。
- 今度こそ“攻勢”──春モデルで再スタートするボーダフォン
韓Samsung製の“超薄型”3G端末という隠し球を持って、春商戦に臨むボーダフォン。“定額効果”で純減傾向から抜け出し、2006年は本格的な攻勢に打って出る。
- J-フォン,Java端末の全貌を公開──ハードウェアの制御も可能
MIDPをベースとしたJ-フォンのJava仕様が公開された。2D,3Dのマルチメディア機能を中心に,ハードウェアへのアクセスも認めるなど,大幅な機能拡張が図られている。
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