プリントシール機の画像送信機能を強化──フリューら3社で

» 2007年10月03日 23時01分 公開
[ITmedia]

 フリューは10月3日、日本通信およびアッカ・ネットワークスと共同で、プリントシール機とデータセンターを従来の無線通信に加え、固定通信の「FURYUネットサービス」でつなぐ統合的なネットワーク環境を構築したことを発表した。

 フリューのプリントシール機は標準で通信機能を持ち、撮影した写真を携帯電話に送信するサービスを提供している。同機には、日本通信が提供する機器組み込み型の無線データ通信「通信電池」が標準仕様として内蔵されているが、今回新たにアッカのADSL閉域ネットワークサービスを、フリューのワンストップサービス「FURYUネットサービス」として提供。これにより、従来は設置できなかった地下街などにも対応できるほか、帯域を広げてデータを送信可能になった。

 無線通信と固定通信を束ね、これらを統合化する役割は、日本通信のデータセンターが担うため、フリューデータセンターは、無線通信と固定通信を意識することなく、全体を1つのネットワークとして扱うことが可能だという。

 フリューは今後発売される機種で、固定通信の帯域の広さを生かしたさまざまなサービスを検討。また、日本通信は今後もメーカーによる無線データ通信を活用した商品開発を支援する。アッカは電気的に制御可能なさまざまな機器をネットワーク化し、新たな付加価値を創造する「M2M(マシンtoマシン)」サービスに積極的に取り組むとしている。

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