各キャリアのスリムな折りたたみケータイが人気を博しているが、“開きにくい”という声を聞くことも多い。端末を開きやすくするためには、指が入りやすいよう側面に切り込みを入れたり、ワンプッシュオープンボタンを搭載するなどの方法があるが、あまりに端末が薄いと、こうした仕組みを取り入れるのも難しい。
オムロンが、そんなメーカーの悩みに応えるオープンアシスト機構の「スマートオープンヒンジ」をCEATECに参考出展している。
スマートオープンヒンジは、折りたたみ端末向け、スライド端末向け、液晶回転型端末向けの3種をラインアップし、いずれもバネを利用して端末を開けやすくしている。軽く押すとあとはセミオートで端末が開く仕組みだ。
中でも注目なのは、折りたたみ端末向けのスマートオープンヒンジだ。ヒンジ部の軸をずらしてバネをリリースする機構で、パーツの直径はわずか6ミリ。薄型端末にも搭載できるのがメリットだという。「11.4ミリという薄さで注目を集めたP703iμやN703iμのヒンジの軸の直径は6.7ミリくらい。スマートオープンヒンジを入れようと思ったら入れられるサイズ」(説明員)
薄型端末の場合、バネで開く機構を搭載すると、開いたときの勢いで端末を落としそうになるのが心配だが、説明員は「バネの力を調整することで対応できる」としている。
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オムロンブースでは、同社の顔認識技術「OKAO Vision」の応用例として、「リアルタイム笑顔度測定技術」を参考出展。携帯電話の顔認証に採用された実績があるこの技術が、デジタルカメラやケータイカメラ向けのエンタテインメント機能としても使えることを紹介している。
カメラで取り込んだ画像から人の顔を自動で検出し、目や口の形から笑顔かどうかを判定して“笑顔度何パーセント”という形で表示。「人の顔は、笑うと目が細くなったり、目尻が下がったり、口元にしわができたりと変化する。この変化の度合いを見て、笑顔度を判定する」(説明員)
この技術を使えば、“人が笑顔になったときにシャッターが切れるようにする”“撮った写真の中からベストショットを選ぶ”などの機能をカメラに付加できると説明員。ブースでは、この技術を使った「笑顔対決」を展開して、来場者にアピールしている。
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