写真で解説する「920SH」(1/2 ページ)

» 2007年10月22日 20時00分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photophoto 「920SH」。カラーはシルバー、ピンク、メタルゴールド、ライトブルー、メタルブラックの5色

 ソフトバンクモバイルのシャープ製HSDPA端末「920SH」は、4世代目となる“AQUOSケータイ”で、国内の音声端末としては最大の3.2インチ液晶ディスプレイを搭載。液晶はシャープの薄型テレビ“AQUOS”の技術を採用したNewモバイルASV液晶で、明るい屋外でもくっきりと画面を見ることができるという。

 ディスプレイの解像度は480×854ピクセルのワイドVGAで、16:9のワンセグ放送をフル画面で表示することができる。なお、ソフトバンクはこのサイズのディスプレイを“フルワイドVGA”とうたっている。

 デザインは初代AQUOSケータイの「905SH」から続くサイクロイドスタイル。これまでのAQUOSケータイは、ディスプレイ側ボディにサイクロイド機構をおさめるため、どうしても同時期の端末と比べて厚さが増していたが、920SHでは厚さ18ミリというスリムな端末に仕上がった。前モデルの「912SH」(厚さ23ミリ)と比べて5ミリ、「911SH」やよく似た画面回転機構を持つNTTドコモの富士通製端末「F904i」(ともに厚さ22ミリ)と比べても4ミリも薄い。ただし、3.2インチディスプレイを搭載するためか、高さは110ミリとこれまでのAQUOSケータイでもっとも長くなっている。

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 920SHではサイクロイド機構を生かす新機能として、ディスプレイを横方向にした際に表示するカスタマイズメニュー「サイクロイドメニュー」を搭載した。ディスプレイを回転させるたびに、「TV」「INTERNET」「AV」にカテゴリー分けされた機能を起動できる。

 ワンセグについても機能強化が図られ、明るさやコントラスト比、色味などを自由に設定できるようになった。そのほか、新機能の“AVポジション”では、放送している番組のジャンルに連動して映像と音声の出力設定を最適なモードに切り替えることもできる。なお、ワンセグの連続視聴時間は約4時間15分。

 HSDPAに対応する920SHは、さらにAQUOSケータイとして初めてGSM(900/1800/1900MHz)をサポート。海外でソフトバンクの国際ローミングサービスを利用可能だ。内蔵のミュージックプレーヤーは着うた/着うたフルのほか、SD-AudioとWMAの再生に対応しており、PCからWMA形式の音楽ファイルを転送する「S!ミュージックコネクト」を利用できる。そのほか、AF付きの有効320万画素CMOSカメラやFeliCaチップ、最大2Gバイトまで対応するmicroSDカードスロットを備えた。

 発売は11月中旬以降の予定。

photophoto 4世代目AQUOSケータイ「920SH」(ピンク)。端末を閉じた状態の、背面(左)と裏面(右)。背面のサブディスプレイは0.5インチの白色2行表示の有機EL(60×32ピクセル)。裏面にAF付きの320万画素CMOSと、FeliCaチップを搭載する

photophoto 端末を開いたところ。3.2インチディスプレイを搭載するせいか、縦方向のサイズはかなりある印象をうける

photophoto サクロイドスタイルにした状態

photophoto 左側面(左)と右側面(右)。左側面には、平形ヘッドフォン端子と赤外線ポートを配置。右側には、外部メモリスロット(microSD)とS!一斉トーク(旧サービス名:サークルトーク)起動用ボタン、[上]/[下]キー、[ワンセグ]/[カメラ]キーがある

photophoto 端末の先端部とヒンジ部。ダイヤルキー側ボディの底面に外部接続端子がある

photophoto 十字キーと決定キーは丸い金属パーツで、メールキーとY!ボタン、発話/終話キーも丸い。ソフトキー、ダイヤルキーとも上下左右に間隔が空くフレームキーを採用した。押し心地はシートキーの感触だ(左)。電池パックの容量は820ミリアンペアアワー(右)。ちなみに、連続通話時間・連続待受時間とも、912SH(270分・370時間)から短くなった

photophotophoto ワンセグ用のホイップアンテナはダイヤルキー側ボディの左下側に配置

photophotophotophoto サブディスプレイは0.5インチの白色有機EL。操作時に点灯するため、普段(消灯時)は時刻などを確認できない。閉じた状態でサイドキーを押すと、時刻表示を切り替える
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