NTTドコモの「N905i」は、905iシリーズ最高の有効520万画素カメラを搭載するNEC製FOMA端末。オートフォーカス(AF)は顔検出対応で、最大3人までの顔を検出して明るさを調整し、最適な露出とシャッタースピードで撮影を行う。
従来の6軸手ブレ補正に加えて被写体ブレ補正も搭載し、ダブルのブレ補正機能を備えた。また、カメラ起動や撮影、画像ファイルの保存などの動作で高速化が図られており、快適にカメラ機能を使うことができるという。
905iシリーズの標準機能である、国際ローミング(GSM/3G)HSPDA、ワンセグ、GPS、2in1、Music&Videoチャネル、うた・ホーダイなどの機能を搭載した。音声入力機能による翻訳アプリの利用や直感ゲーム、Flash Lite 3、おサイフケータイ専用メニュー、緊急速報エリアメール、ソフトウェアアップデートの自動更新などにも対応する。
メインディスプレイに3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶を採用し、サブディスプレイには約0.9インチの96×64ピクセル表示対応1色有機ELを搭載する。ワンセグ受信対応はNEC端末としては初。連続視聴時間は約3時間20分(200分)で、データ放送や番組表の表示、予約録画、タイムシフト再生にも対応する。また、N904iから搭載しているヤマハサウンドがワンセグ時でも設定できるようになり、高音質のワンセグ音声を楽しむことができる。
デザイン面で目を引くのが、NECとしてはムーバ端末「N506iSII」以来、FOMA端末では初めてとなる回転2軸ディスプレイの採用だ。大型の液晶ディスプレイが搭載されるようになり、高機能カメラやワンセグ、フルブラウザなど横画面で楽しみたいコンテンツが増えている。“N”といえば折りたたみ型という印象が強いが、ケータイの新しい使い方にマッチさせるため、N905iでは回転2軸を採用したという。
ディスプレイ側ボディはスクエアなフォルムで、背面パネルにカラーバリエーションごとに異なる装飾を施したアルミパネルを採用するなど、これまでのNEC端末にはない“主張する”デザイン。一方のダイヤルキー側ボディは、従来通りの持ちやすさやに配慮したラウンドフォルムデザインで、多彩な機能を持つモバイル機器として使いやすさを高めた。フレームレスのダイヤルキーはPC用キーボードに似た形状のPCライクキーで、復活したインライン文字入力機能と合わせて、快適な長文入力が行える。
そのほか、ワンセグ視聴時にメール受信を表示し、素早く返信メールを作成できるクイックインフォや、カメラ画像やメール、スケジュールを時系列で表示するライフヒストリービューア、音声入力機能を生かした翻訳アプリや直感ゲーム、5つまでのタブ表示に対応したiモードブラウザ、「スタンダードタイプ」(アクセス製)と、「ビューアタイプ」(ピクセル製)を選べるフルブラウザなどを搭載している。
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