写真で見る「N705iμ」

» 2007年11月03日 17時30分 公開
[市原達也,ITmedia]

 NEC製の「N705iμ」は、厚さ9.8ミリ(最薄部)という超極薄の折りたたみケータイ。前モデル「N703iμ」「N704iμ」の厚さは11.4ミリで、「P703iμ」「P704iμ」とともに703iμ発表当時は折りたたみ3G端末として世界最薄だった。今回はさらに1.6ミリ薄くなり、厚さ10ミリを下回ってよりスリムさが際だった。

photophoto 超極薄9.8ミリの折りたたみFOMA「N705iμ」。カラーはReal Red、White Silver、All Blackの3色。N704iμユーザーの6割が男性とのことで、新モデルではオーソドックスなカラーをそろえる

photophoto 背面パネルは704iμの立体感のある塗装ではなく、金属の質感を生かしたハーフマット仕上げ(左)。裏面にカメラとFeliCaチップをレイアウト。レンズ部はボディから飛び出していないフラットな仕上がり

 N705iμでは特にディスプレイ側ボディを薄くしており、横から見るとその違いがよく分かる。一層の薄型化で気になる強度面だが、N703iμ/N704iμでは基板部分のみに用いられていた金属部品を、ディスプレイ部ボディにも採用。背面パネルにステンレス素材を用いて厚さを減らしながら、強度も確保したという。そのせいか、重量は約99グラムと前モデルの90グラムより若干重くなった。

 カメラは有効画素数200万画素CMOSを搭載する。前モデルでは従来は裏面のカメラ部がやや飛び出していたが、N705iμではフラットになりそのスリムさを強調している。なお、ディスプレイ側ボディがかなり薄くなったためインカメラの搭載が見送られた。テレビ電話を利用しないのであればあまり影響は受けないだろう。

左側面(左)のサイドボタンはミュージックキーとマナーキーの2つ。その下にmicroSDカードスロットがある。右側面(右)に外部接続端子がある。なお会場に展示されていた端末ではストラップホールを確認できなかった

photo ダイヤルキー側ボディの一番上側、ヒンジの裏にある黒く細長いパーツがアンテナ。この部分はボディから少しはみ出している。ちなみに厚さ9.8ミリを超える部分はここだけで、ボディのほとんどが最薄部の9.8ミリに収まる

 液晶ディスプレイはN704iμの2.3インチから3インチへと大型化し、解像度も240×427ピクセル表示のワイドQVGAへとサイズアップを果たしている。このシリーズの特徴である背面のマイシグナルでは、搭載するLEDの数を7×7の49個から7×17の119個と大幅に増加。こちらも解像度がアップしたため、時計などの表示内容がより見やすくなった。また、メール着信時や端末開閉時のイルミネーションに加え、新しく搭載したFeliCaチップの利用時にも対応。おサイフケータイ使用時にも点灯するようになった。また、やクリスマスやお正月などには、その日限定のイルミネーションを楽しむことができる。

photophoto ディスプレイは3インチのワイドQVGA(240×427ピクセル)へとサイズアップ。インカメラは装備しない(左)。キー配置は「N905i」「N905iμ」と同じく、メニューキーとチャネルキーが入れ替わった。インタフェースを905iシリーズと合わせるため、アプリ利用時のソフトキーアイコンが4つに増えているという

photo マイシグナルのLEDは7×17の計119個になった。N703iμのようなディンプルデザインの中に、イルミネーションが光る

 そのほかサービスや機能では、2in1、国際ローミング(3G)、FOMAハイスピード、Music & Videoチャネル、WMA対応ミュージックプレーヤー、うた・ホーダイ、音声入力対応直感ゲーム、Flash Lite 3、地図アプリ、緊急速報エリアメール、ソフトウェアアップデート自動更新などに対応する。

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