ソニエリ、新たなコンテンツサービスとウォークマン携帯発表

» 2007年11月07日 10時24分 公開
[ITmedia]

 Sony Ericssonは11月6日、携帯電話向けの新たなコンテンツサービス「PlayNow arena」と新端末を発表した。

 PlayNow arenaは、同社が2004年に立ち上げた着メロサービス「PlayNow」を進化させたもの。PlayNowは現在32カ国で展開され、着メロのほか、ゲームやフル楽曲、壁紙なども提供している。PlayNow arenaは提供コンテンツを大幅に拡大し、既に多数のSony Ericsson端末で採用している音楽情報ブラウジング機能「TrackID」など独自のアプリケーションを統合する。

 同サービスは2008年第2四半期に一部地域で開始予定。Sony Ericsson端末のほか、MP3とWindows Media DRMに対応した携帯電話で利用できる。無料コンテンツも多数提供し、音楽カタログの大半はDRMなしのフォーマットで販売するという。

 同社はこの日、新しいウォークマン携帯「W380」や、Webサーフィン機能を重視した携帯電話「K660」も発表した。

 W380は折りたたみ型モデルで、音楽再生機能のほか、端末を振って消音する「Gesture」コントロール、必要な時にだけ楽曲情報や発信者情報を表示できる背面ディスプレイを備える。512Mバイトのメモリースティックマイクロに対応し、FMラジオ機能も搭載する。TrackID機能を使って、ラジオで聴いた曲の曲名や歌手などの情報を見つけ、PlayNowで購入することもできる。カラーバリエーションは「エレクトリックパープル」と「マグネティックグレイ」の2種。通信方式はGSM/EDGE/GPRS 850/1800/1900および900/1800/1900で、2008年第1四半期に一部地域で登場予定。

 K660はHSDPA端末で、ネットサーフィン中に使えるショートカットキーを光らせる機能や、お気に入りのサイトの更新を知らせるデスクトップティッカー、横向き表示に対応したブラウザなど、Web閲覧を便利にする機能を備える。Webモードではナビゲーションキーをマウスポインタとして利用できるほか、モバイル版Google Mapsも使える。200万画素カメラを搭載し、カラーバリエーションは「ライム・オン・ホワイト」と「ワイン・オン・ブラック」の2種。通信方式はUMTS/HSDPA 2100およびGSM/EDGE 850/900/1800/1900で、2008年第1四半期に登場予定。

 またSony Ericssonは、6月に発表したウォークマン携帯「W960」を今月提供することも明らかにした。同端末はHSDPA、UMTS、Wi-Fi通信に対応し、320万画素カメラを搭載する。2Gバイトのメモリースティックマイクロをサポートし、カラーは「ビニルブラック」。

 ノートPCを携帯電話ネットワークにつなぐためのUSBモデム「MD300」も発表された。HSDPA、UMTS、EDGE、GPRSに対応し、PCのUSBポートに接続して使う。Windowsソフトやドライバがプリインストールされているため、PCに差し込めばすぐに使えるという(Mac向けにはドライバがダウンロード提供される)。発売は2008年第1四半期の予定。

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