端末内の画像や音楽で「ライフログ」を生成――アクロディアとメガチップスの「VIVID Communicator」

» 2007年11月13日 17時43分 公開
[ITmedia]

 「VIVID UI」「VIVID Movie」などの携帯向けミドルウェア開発で知られるアクロディアが、メガチップスと共同で携帯コミュニケーション用途の「VIVID Communicatorエンジン」を開発したと発表した。

 VIVID Communicatorは、端末内に保存された音楽やテキスト、画像、写真などのコンテンツを、シナリオテンプレートに沿ってオーサリング可能にするサービスで、ユーザーが作成したコンテンツはメールで送信したり、Webサイトに公開したりすることが可能。端末内データを自動収集してライフログを生成する機能も備えるなど、端末内のデータをコミュニケーション手段として活用することを目指す。

 両社が開発したメディアミキシング技術は、端末の性能や機能に依存することなく実行できるミドルウェアで、特許を申請中だという。なお、生成したコンテンツはVIVID Communicatorの独自形式となり、両社が再生用のプレーヤーを提供する予定だ。

 アクロディアはVIVID Communicator導入のメリットについて、ユーザーにとっては端末内に保存したさまざまな生活シーンの記録をオリジナルのアルバムコンテンツとして交換/公開できる点を、またコンテンツプロバイダにとっては、自社で配信しているコンテンツを生かしたテンプレートを提供できる点などを挙げている。

Photo VIVID Communicatorのサービスイメージ
携帯業界のトレンドを知りたいと思ったら→+D Mobile「業界動向」へ
  • 各キャリアの発表会リポート
  • 国内外の携帯市場動向
  • 通信業界のキーパーソンインタビュー
  • 携帯事業者別シェア/携帯出荷台数
  • 携帯関連の調査リポート記事

携帯業界のトレンドや今後を把握するのに必要な記事だけを集めたのが“+D Mobile 業界動向”。記事はトピックや連載ごとにアーカイブされ、必要なときにまとめてチェックできます。
今すぐアクセス!


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年