「人物」「風景」などシーンごとに画質自動補正 「N905i」に搭載

» 2007年12月03日 20時38分 公開
[ITmedia]

 NECは12月3日、画像の撮影シーンを自動的に分類し、シーンごとに最適な画質に補正する高画質化技術を開発したと発表した。コンパクトなプログラムで済むのが特徴で、同社製携帯電話「N905i」(NTTドコモ)に搭載した。

 シーン分類エンジンを新開発し、画像データについて「人物」「風景」「夜景」「花」「オート」の5つに分類。各シーンについて、好ましい色再現や彩度、コントラスト、シャープなどの補正を行う。人物なら顔を中心に明るく、好ましい肌色で、風景なら画像全体の色調は抑え、青空や草木を好ましい色で──といった具合に、ユーザーが意識しなくても、シーンに応じた高画質が実現できるとしている。

 ソフトウェアはコンパクトで、特別なLSIなどは不要、PCやWebサーバ上の画像処理アプリケーションだけでなく、携帯電話などの小型端末まで広く応用可能だとしている。

 新技術は「PictMagic」と名付け、11月28日に発売したN905iに搭載した。今後、新聞・出版向け画像最適化システムなどにも搭載していく。

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