今回のウィルコム販売ランキングは、久しぶりに順位の入れ替えがあった。前回まで首位だったケーイーエス製の「9(nine)」を抜き、東芝製の「WX320T」が首位に返り咲いている。
続いて、3位に京セラ製の「WX320K」、4位にシャープ製の「Advanced/W-ZERO3[es]」、5位に京セラ製の「WX320KR」がランクインした。
さて、ウィルコムは12月19日から31日まで「Advanced/W-ZERO3[es]を実質0円にするキャンペーン」を実施している。この施策がランキングにどう影響するか楽しみだったのだが、結果は上記のとおり。少し期待しすぎてしまったようだ。
かわりに前回8位、すでに実質0円で販売する「W-ZERO3[es] premium version」がランク圏外へ落ちた。そういう意味で、影響は少なからずあったということになろうか。
今回のデータ通信カードランキングは、前回と同じくイー・モバイルの「D01NE」(PCカード型)が首位、ウィルコムの「AX520N」が2位に入り、また安定傾向が続くのかと思われた。
しかし、この端末を忘れていた。12月22日に発売したauの「W05K」だ。今回、初登場で3位に入ったW05Kは、同日に開始したauのPC向けデータ定額プラン「WINシングル定額」で利用できるEV-DO Rev.A対応データ通信カード端末。実質5670円(WINシングル定額:シンプル+WINシングルセット割適用時)から6930円(WINシングル定額:フルサポート)を上限に、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsで通信できるのが特徴だ(別途プロバイダ接続料金が必要。au.net利用の場合、月額945円)。
2007年は、HSDPAのデータ通信を定額で提供するイー・モバイルの参入に加えて、ドコモもHSDPAのデータ定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」を開始するなど、音声端末ユーザーだけでなくモバイルユーザーにとっても変化が激しかった。実質の月額料はそこそこ、EV-DO Rev.Aは上りも高速、対応エリアはCDMA 1X WINの範囲に準ずるなどの理由で「待ち」だったユーザーは多かったようだ。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年12月28日現在)は以下の通り。
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