3.5インチフルワイドVGA+QWERTYキーの“インターネットマシン”──「922SH」

» 2008年01月28日 17時19分 公開
[園部修,ITmedia]

 ソフトバンクの孫正義社長が「ケータイをインターネットマシンへと進化させる」と宣言した、2007年11月6日の2008年3月期中間決算の会見から約3カ月弱が経過し、いよいよそのコンセプトを具現化した端末が登場する。それがシャープの“インターネットマシン”「922SH」だ。

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 922SHの最大の特徴は、横開きの折りたたみボディに約3.5インチのフルワイドVGA(854×480ピクセル)NewモバイルASV液晶と、QWERTYキーを搭載したこと。高解像度ディスプレイを生かしたPCサイトブラウザでのWebブラウジングが可能で、スクロールや拡大/縮小には専用キーも用意されている。PCサイトブラウザの読み込み容量制限は撤廃されており、多くのPC向けWebページの表示が可能になった。

 またメールの作成機能にも工夫を凝らしており、「AQUOSケータイ 920SH」などに採用されている受信ボックスの3ペイン表示や、受信したメールを見ながら返信メールを作成する機能なども備える。文字入力時は最大23文字の一括変換に対応し、コピー&ペースト機能などもある。

 キーボードには46個のキーを用意。キーの幅は約9.9ミリで、親指で操作しやすいよう、キーの中央がへこんでいる。数字の入力は[Function]キーとアルファベットキーの組み合わせで行う方式で、ダイヤルキーはない。なお携帯電話としても使いやすいよう、発話キーや終話キー、[メール]キー、「Y!」ボタン、それに十字キーや決定キーなども用意する。

 ちなみに電話をかけるときは、端末を閉じた状態で背面にあるサブディスプレイとタッチセンサーを活用し、キーボードを操作することなく発信が可能だ。

 もちろん3Gハイスピード(HSDPA)に対応しており、下り最大3.6Mbpsでの通信をサポート。しかもXシリーズのスマートフォンとは異なり、一般的な音声端末と同様に、S!メールやYahoo!ケータイ、S!アプリ、S!速報ニュース、S!電話帳バックアップといったソフトバンクモバイルの各種サービスがそのまま利用できる。ワンセグも搭載しており、フルワイドVGAディスプレイでワイドQVGAの画面が美しく見えるよう、滑らかに画面を拡大する機能なども装備した。

 ソフトバンクのシャープ端末だけに対応機能は非常に豊富で、カスタムスクリーンやWMA対応のミュージックプレーヤー、フィーリングメール、デル文字表示、国際ローミング、顔認証、S!速報ニュース、S!一斉トーク、S!携帯電話バックアップ、Bluetoothなどに対応。BT Watchもサポートする。なおS!GPSナビとS!FeliCaには非対応となる。

機種名 922SH
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約56×116×17ミリ
重さ 約132グラム
連続通話時間 測定中
連続待受時間 測定中
メインディスプレイ 3.5インチフルワイドVGA(854×480ピクセル) 最大26万色表示 NewモバイルASV液晶
サブディスプレイ 1.18インチ(128×64ピクセル)白色有機EL
アウトカメラ 有効200万画素CMOS
インカメラ 有効11万画素CMOS
外部メモリ microSDHC(別売り、最大4Gバイト)
主な対応サービス・機能 ワンセグ、Yahoo!ケータイ、3Gハイスピード、Bluetooth、国際ローミング、S!ミュージックコネクト、S!まとめて支払い、S!一斉トーク、S!ともだち状況、S!おなじみ操作、S!電話帳バックアップ、S!アプリ(メガアプリ)、S!速報ニュース、赤外線ほか
ボディカラー パールホワイト、メタリックブラック、ブロンズゴールド、パールピンク

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