春の新機種か秋冬モデル? それとも夏モデル?──2008年春版「携帯買い換え」事情携帯販売ランキング(1月28日〜2月3日)(2/2 ページ)

» 2008年02月08日 16時16分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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春、秋冬、夏──3世代同居状態のau端末の人気状況

2008年2月第1週(au)
順位 先週順位 製品名
1 2 EXILIMケータイ
W53CA
2 3 W52SH
3 1 Woooケータイ
W53H
4 5 W53K
5 W61CA
6 6 AQUOSケータイ
W61SH
7 4 W53T
8 9 W55T
9 11 INFOBAR 2
10 7 簡単ケータイ
A5528K
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。(2008年2月第1週)
Photo EXILIMケータイ W53CA

 auの販売ランキングも、やや大きな変動がみられる。今回は10機種中9機種で順位の入れ替えがあった。

 首位は2007年夏モデルのカシオ計算機製端末「EXILIMケータイ W53CA」(前回2位)が獲得。続いて2位にシャープ製の「W52SH」(前回3位)、3位に日立製作所製「Woooケータイ W53H」(前回1位)、4位に京セラ製の「W53K」(前回5位)がランクインした。依然、2007年秋冬モデルのWoooケータイ W53HとW53K、2007年夏モデル(2008年春モデルが発売された2008年2月現在、すでに旧々モデル)のEXILIMケータイ W53CAとW52SHが激しい首位争いを演じており、ひんぱんに首位が入れ替わっている。

 続いて5位に、2008年春モデルのカシオ計算機製端末「W61CA」(初登場)、6位にシャープ製の「AQUOSケータイ W61SH」(前回6位)が入った。1位から6位に、2007年夏モデル、2007年秋冬モデル、2008年春モデルがそれぞれ2機種ずつランクインするという「いままでと変わり、依然、旧機種も売れる」状況を顕著に示す結果になった。

 auは冬商戦向けの機種が少なかった分、2008年春商戦向けに冬商戦に間に合わなかった新プラットフォーム“KCP+”採用の「W56T」(東芝製)、「W54S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、「W54SA」(三洋電機製)の3機種を含めて、計14機種もの新モデルが登場する。

 なお、W56TとW54Sは2月1日から、W54SAは7日から順次発売されるほか、同じく7日から順次発売する京セラ製の「W61K」なども含めて、新機種が続々登場する予定だ。

新機種の登場で旧機種の値下げもやや促進──ソフトバンクは2月から順次新機種発売

2008年2月第1週(ソフトバンクモバイル)
順位 先週順位 製品名
1 1 810P
2 2 812SH
3 3 920SH
4 4 THE PREMIUM
821SH
5 6 GENT 812SH sII
6 12 fanfun. 815T
7 5 705Px
8 11 814T
9 13 911T
10 7 THE PREMIUM
820SH
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。(2008年2月第1週)
Photo 810P

 2008年春モデルの販売が始まったドコモとauに対し、2月上旬から新機種を発売するソフトバンクモバイルの販売ランキングは上位に変動はなく、下位に若干の順位の入れ替えがあった程度に留まった。

 今回の首位は前回と同じく、パナソニック モバイル製の“フラットスライド”「810P」(キャリア総合5位)が獲得。連続首位記録を「2」に伸ばした。

 続いて2位に、シャープ製の“PANTONEケータイ”「812SH」、3位に“AQUOSケータイ第4弾”「920SH」、4位に“プレミアムスリムワンセグ”THE PREMIUM 821SH、5位にシンプルな“オトナケータイ”「GENT 812SH sII」がランクインした。

 ソフトバンクモバイルの2008年春商戦向けモデル第1弾は、東芝製の子ども向け端末「コドモバイル 820T」となる。直販サイト「ソフトバンクオンラインショップ」ですでに1月30日に予約受け付けが始まり、発売日は2月9日に決まった。価格は新スーパーボーナスを利用した新規24回分割払い時で1780円/月(スーパーボーナス特別割引額1780円)となっている。

 このほか、ソフトバンクモバイルの2008年春モデルは全15機種もの新モデルが登場する。最近、値下げによりじわじわ順位を上げている「911T」などのかつてのハイエンドモデルなどを含めて、新機種の登場とともに大きくランキングの顔ぶれが変わる予兆がみられる。

 さて、最近のランキングを見渡すと、ドコモも含めてパナソニック モバイル製端末の調子のよさが目立つ。もちろんソフトバンクモバイル端末は依然シャープ製が強く、ランキングの10機種中5機種を占めてはいるものの、それにしてもである。1位に810P、7位に「705Px」が入っているほか、今回は圏外に落ちたが「MIRROR 821P」(前回10位)などもあり、春モデルではハイエンドの「920P」や、8.9ミリのスリムストレート「822P」も投入する。

 3月下旬発売予定のシャープ製ハイエンド「インターネットマシン 922SH」に対し、2月下旬発売予定の“VIERAケータイ”「920P」、東芝製の“REGZAケータイ”「921T」も含めて、国内の大手家電メーカーによるハイエンド携帯頂上決戦はどうなるだろうか。今から楽しみだ。


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2007年上半期、最も売れたケータイは?


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