プレス用の写真では、なかなか見つけにくい「W61CA」ストラップホールは、ダイヤルキー側ボディの右下にある。右側面と底面の角に窪みが設けられ、別パーツでヒモを通すリングが取り付けられている。一見、ストラップホールのように見える底面と上面にある窪みは、USBクレードル充電台に置いたときのラッチ用だ。
W61CAのワンセグアンテナは内蔵型で、ダイヤルキー側ボディ上部のちょうどカメラの上あたりに横方向に搭載している。また、これとは別に電波の受信状況が悪い時に使う、引き出し式の補助アンテナも装備する。補助アンテナは、多くのワンセグケータイに採用される2段式ロッドアンテナではなく、1段の短いアンテナだ。
補助アンテナは引き出せるだけで、方向を変えることはできないが、「テレビの電波の偏波面は水平方向なので、ディスプレイを表にしたビューワスタイルで視聴するときにアンテナが水平になるので問題ない」(発表会場の説明員)とのことだ。また、あくまでも補助用ということで、内蔵アンテナと合わせてダイバシティ効果が得られるわけではない。
W61CAのmicroSDスロットは、ケースに開口部が増えるのを避けるため、バッテリーケースの内側にある。W52CAではバッテリーとキーボードの間あたりに位置していたスロットは、W61CAではau ICカードスロットとともに、バッテリーの上側に移動。ちょうどau ICカードスロットと重なる形で設けられている。これにより、「W52CAよりダイヤルキー側ボディを薄くすることができた」(発表会場の説明員)という。
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