タッチパネル+HSUPA対応の「G810」、実用サイズになった17.5ミリの薄型燃料電池ケータイも──東芝ブースMobile World Congress 2008(1/2 ページ)

» 2008年02月13日 00時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo Mobile World Congress 2008 東芝ブース

 Mobile World Congress 2008の東芝ブースは、ハイエンドスマートフォン「PORTEGE G910」や「G810」を中心とする海外向け端末と3G通信モジュール搭載のノートPC、そしてダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)搭載携帯の展示を行う。

 ハイエンドの「PORTEGE G910」は、ワイドVGA対応の3インチ液晶と横開き型ボディ、QWERTYフルキーボード、Windows Mobile 6 Professionalを搭載。GSM/EDGEおよびHSDPAカテゴリー6(最大3.6Mbps)に対応する。G900および国内で販売する「X01T」(ソフトバンクモバイル)の後継という位置付けとして、国内向け発売の期待もかかる。

 滑らかな曲面で構成するボディ表面に、受話スピーカーやサブディスプレイ、始話・終話キー、十字キーを搭載。閉じたまま、電話としての基本操作はまかなえる。端末を開くと、ワイドVGA表示対応の3インチディスプレイとショートカット用タッチセンサー、フレームレスキーによるQWERTYフルキーボードが現れる。ディスプレイはペンによる操作も可能なタッチパネル機能も備わる。

 想定ターゲットはやはりビジネスユーザー。Office MobileやOutlook Mobileアプリケーションを備え、WordやExcelデータの編集・閲覧、PowerPointやPDFデータの閲覧をサポートするとともに、本体底面のロワー側(横向きに構えた場合)に指紋センサーを搭載する。

 そのほか、AF付きの200万画素カメラやMP3/AAC/AAC+/eAAC+/WMA/AMRNB/SMAFに対応するミュージックプレーヤー、H.263/H.264/MPEG-4/WMVに対応するビデオプレーヤー、Webブラウザ(Opera 8.6)、VoIP機能、256MバイトROM/128MバイトRAM、miniSDカードスロット(最大2Gバイト)、GPSレシーバー、Bluetooth(v.2.0+EDR/A2DP対応)、Java(MIDP2.0)などもサポートする。

photophoto 横開きスタイルのハイエンドスマートフォン「PORTEGE G910」
製品名 PORTEGE G910
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) 117×64×19.8ミリ
重量 約183グラム
連続通話時間 約265分
連続待受時間 約330時間
通信バンド 2100 for HSDPA カテゴリ6、GSM/EDGE(900M/1800M/1900M)
ディスプレイ 3インチワイドVGA TFT液晶
カメラ AF付き2Mピクセル
対応音楽フォーマット MP3、AAC、AAC+、eAAC+、WMA、AMRNB、SMAF
ビデオ H.263、H.264、MPEG-4、WMV
ブラウザ WAP2.0、XHTML、HTML4.01、ECMAScript/Opera 8.6
メモリ ROM:256Mバイト、RAM:128Mバイト
メッセージング SMS、MMS、eMail(Outlook)、MSN Messenger
通信インタフェース Bluetooth v.2.0+EDR(A2DP/AVRCP対応)、USB1.1クライアント
PIM Mobile Outlook、ActiveSync OMA DRM 1.0/2.0
そのほか 指紋センサー、VoIP(Over Wi-Fi対応)、GPS内蔵
OS Windows Mobile 6 Professional

 「PORTEGE G710」は、Blackberryタイプの幅広ストレート型モデル。OSはWindows Mobile 6 Standardを採用し、2.46インチのQVGAディスプレイと200万画素カメラ、Bluetooth(v.1.2)、GPSレシーバーなどを搭載する。本体サイズは115(高さ)×62.8(幅)×13.2(厚さ)ミリ、重量130グラム。128MバイトのROMと64MバイトのRAMを内蔵する。

photophoto 「PORTEGE G710」
製品名 PORTEGE G710
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) 115.5×62.8×13.2ミリ
重量 約130グラム
連続通話時間 約180分
連続待受時間 約200時間
通信バンド GSM/EDGE(900M/1800M/1900M)
ディスプレイ 2.46インチQVGA TFT液晶
カメラ 2Mピクセル
ブラウザ WAP2.0、XHTML、HTML4.01、HTTP/IP/TCP stack 対応
メモリ ROM:128Mバイト、RAM:64Mバイト
メッセージング SMS、MMS、eMail(Outlook)、MSN Messenger
通信インタフェース Bluetooth v.1.2(A2DP/AVRCP対応)、USB1.1クライアントJava MIDP 2.0
PIM Mobile Outlook、ActiveSync
OS Windows Mobile 6 standard

 「G450」は、よくあるMP3プレーヤーのような形状とユニークな配置のダイヤルキーが特徴の小型端末。本体サイズは98(高さ)×36(幅)×16(厚さ)ミリ、重量57グラム。電話、ポータブルオーディオプレーヤー、USBメモリ、そしてHSDPAのUSBモデム(HSDPAに対応)として使えるようになっている。

 メインディスプレイは96×39ピクセルの有機EL、160Mバイトメモリを内蔵、MP3/AAC/AAC+/eAAC+といった音楽フォーマットをサポートする。

photophoto 独特の形状が特徴の「G450」。仮に国内でもこれが登場するとなると、ユーザーに受け入れられるだろうか(HSDPA USBモデムとしての利用も想定されるので、音声サービスを今年始める予定のイー・モバイル向けなどには意外とよさそうと思っていたりする)
製品名 G450
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) 98×36×16ミリ
重量 約57グラム
連続通話時間 約160分
連続待受時間 約200時間
通信バンド 2100 for UTMS、GSM/EDGE(900M/1800M/1900M)
チップセット QUALCOMM MSM6280
ディスプレイ 96×39ピクセル 有機EL
カメラ
対応音楽フォーマット MP3、AAC、AAC+、eAAC+
メモリ 160Mバイト内蔵
メッセージング SMS
通信インタフェース USB2.0
本体カラー レッド、ホワイト、ブラック
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