アクロディアは2月11日、スペイン・バルセロナで開催の展示会「Mobile World Congress 2008」で、OpenKODE実装の提供開始を発表した。ライセンスによる使用も同日から可能になった。
OpenKODEは、ロイヤリティフリーで使用できるクロスプラットフォームのオープン規格で、リッチメディアとグラフィックス関連のアプリケーションをアクセラレートするよう、ネイティブAPIのセットを包括的なメディアスタック仕様に統合したもの。メディア機能を各種ハードウェアデバイス上で一貫して利用できるようにすることで、ネイティブソースコードの可搬性拡大とモバイルプラットフォームの断片化低減を目指している。
OpenKODE 1.0は、新しいOpenKODE Core APIを提供。これはOSのリソースを抽象化し、Linux、Brew、Symbian、Windows Mobile、WIPI、RTOSベースの各プラットフォーム間でゲームやアプリケーションを移植する際、ソースコードの書き換えを最小限に抑えるという。
アクロディアはWindows版およびMac OS X版については、OpenKODE 1.0の実装を無償公開することを決定。Linux版は近日提供する予定だ。
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