NTTドコモは4月1日から、「ファミ割MAX50」グループ内の家族への国内通話を24時間無料にすると発表した。ファミリー割引ではグループ内の家族間メール(iモードメールの送受信)を無料で利用でき、4月1日以降は登録メンバーへの通話も無料で利用可能になる。なおドコモでは、家族へのテレビ電話の通話料についても、割引を30%から60%に拡大する。
また、10年以上ドコモに加入しているユーザーについては、「ファミリー割引」と「(新)いちねん割引」に契約していれば、ファミ割MAX50の契約者と同様、同一グループ内メンバーへの通話を24時間無料とする。さらに「ファミリー割引」と「ハーティ割引」を契約しているユーザーにも同様の料金体系を適用する。
通話 | 改定後の料金 | 現在の料金 |
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家族への通話料 | 無料 | 30%割引 |
家族へのテレビ電話通信料 | 60%割引 | 30%割引 |
6月1日からは、法人向け割引サービスの「オフィス割引」についても同様の改訂を行い、(1)「オフィス割引」「オフィス割MAX50」の契約者(2)10年以上ドコモに加入しており「オフィス割引」と「(新)いちねん割引に契約しているユーザー を対象に、同一グループ社員への国内通話を24時間無料にする。
通話 | 改定後の料金 | 現在の料金 |
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社員への通話料 | 無料 | 30%割引 |
社員へのテレビ電話通信料 | 60%割引 | 30%割引 |
ファミリー向け割引のメンバーを対象とした通話無料サービスは、ソフトバンクモバイルが2007年5月に「ホワイト家族24」を、KDDIが2月に家族割と誰でも割の併用で家族への国内通話を無料化すると発表している。ウィルコムは、すでに同社端末同士の通話が無料になる網内通話定額を提供しており、イー・モバイルは月額980円でイー・モバイル同士の通話が無料になるオプションの割引プラン「定額パック24」を提供予定。いずれも家族が同じキャリアの端末を使えば(イー・モバイルはオプションプランへの加入も必要)家族間の通話が無料になるなど、家族間通話に定額化の波が押し寄せている。
家族間の通話定額については、KDDIの発表直後にドコモが同様の施策を発表した格好となったが、これについてドコモは「かねてから割引の改訂は検討しており、他社の改訂を受けて実施を早めた」(広報)としている。
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