ソニー・エリクソン製のKCP+端末「W54S」が採用している日本語入力システムは「POBox Pro 2.0+Advanced Wnn」で、同じKCP+端末でも東芝製の「W56T」や三洋電機製の「W54SA」が採用するATOK for au+APOTとは異なる。W54SとW56Tで文字を入力して変換候補を比較してみたが、変換辞書も違うようだ。
ただし、操作方法はほぼ同じで、文字変換のやり直しや辞書ダウンロード機能が用意されており、よく使う記号や絵文字が登録できる「お好みパレット」を利用できるなど、W54SとW56Tの共通点は多い。
また細かい点だが、W54Sは自動カーソルをサポートしている。キーを押しっぱなしにしたときのリピート速度などは、細かく設定が可能。W54Sはジョグこそ搭載していないが、日本語入力に関してはソフトウェア的にソニエリ端末らしいこだわりを見せている。
W54Sと同時に発表された純正のソニー製Bluetoothレシーバー「DRC-BT15P」との接続は確認できなかったが、ソニー製Bluetoothレシーバー「DR-BT21」と同様の扱いで音楽再生の開始や終了もレシーバー側の操作でできると思われる。マニュアルにも待受画面でBluetooth機器からの再生操作を行うとLISMO Playerでの再生が開始されるという記述がある。
W54Sは、背面左の上部に、カバーを透過する形で7色またはいくつかのパターンで光るLEDを装備しており、着信の相手ごとにパターンを変更する機能もある。7×7個のLEDを使ったサブディスプレイも装備しており、「W55T」と同様にスクロールしながら時刻や着信相手、アニメーションなどを表示する。ただ、こちらに関しては液晶や有機ELのサブディスプレイと比べると表示できる情報料が少なく、実用性は低い。
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着信、不在着信などを知らせるLEDはカバー下から光る (このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーは こちらからでも参照できます) |
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7×7ドット表示のサブディスプレイも装備。このように横スクロールしながらの情報
表示も可能 (このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーは こちらからでも参照できます) |
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