象印マホービンは3月24日、離れて暮らすお年寄りなどの生活状況を、電気ポットの利用状況を通して見守る「みまもりほっとライン」サービスに、外出や帰宅をメールで知らせる「おでかけお知らせ」機能を追加し、同サービスに対応した「iポット」の新モデルを発表した。5月21日からサービスを開始する。
みまもりほっとラインサービスは、ドコモの通信モジュールを内蔵した電気ポット(iポット)を利用して、電源を入れた、給湯をした、といったポットの使用状況を、離れて暮らす家族などの携帯電話やPCのメールに1日2回通知するもの。“今日は1日電源を入れていない”といった異変が発生した場合にはすぐ気づくことができる一方、見守られる側に負担や不安がないというメリットがある。
ただ、従来のサービスでは、ポットの使用者が長時間ポットを使っていない状態が、ユーザーの外出によるものか、それともユーザーの体調悪化などによるものかが判別できないという問題があった。そこで新しいサービスでは、おでかけお知らせ機能を用意し、ユーザーがポットにある「おでかけ」ボタンを押すと、お知らせメールで外出したことが分かるようにした。帰宅後再度おでかけボタンを押すと、帰宅時間も知らせることが可能。
なお、現在提供されているポットの未使用時間や最新の使用状況5件の通知、気になるときに使用状況を確認できる「メールリクエスト」、専用Webページで1週間分の使用状況をグラフ表示する機能、3日分のグラフをiアプリ上で確認できる「みまもりあぷり」などは引き続き提供される。
利用料金は、初回契約料が5250円で、月額は3150円。iポットは新品をレンタルする形になる。オプションで、通知先のメールアドレスを1件に付き105円で最大2件まで追加できる。
なお、今回の新サービス開始にともなって、ポットもモデルチェンジする。本体は保温力の高い「VE電気まほうびん」に変更し、年間の消費電力量を約3分の2に削減。通信機能は、DoPa網が2012年で利用できなくなるため、新たにFOMAに対応。ムーバのサービスが終了する2012年以降も利用可能だ。
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