データ通信端末の販売ランキングは、いくつか順位の変動があるものの、人気の傾向そのものの大きな変化はみられない。
首位はauの「W05K」。続いてイー・モバイルの「D02NE」、ウィルコムの「AX520N」がランクイン。“定額・高速”を特徴とする各キャリアの代表的機種が上位3位を占めている。
データ通信端末は2008年度が始まり、入社や異動などにより「4月からモバイルデータ通信が必要になった」というユーザーのニーズが高まってくる時期になる。
各キャリアがデータ通信専用端末向けに用意する主なプランは、auの月額5670円から(フルサポートコース利用の場合は6615円から)利用できるPC向けデータ定額プラン「WINシングル定額」、イー・モバイルの月額5980円定額「データプラン」+音声端末と組み合わせたプランやプリペイド型の1日定額「EMチャージ」、ウィルコムの月額3880円の新データ定額プラン「新つなぎ放題」、ドコモの条件付き月額5985円からの「定額データプランHIGH-SPEED バリュー」などがあり、端末の割り引き販売なども最近はかなり盛んに行われている。
今後、基本的に端末販売ランキングの順位そのものは大きく変わらないとは思うが、これからデータ通信端末を契約するユーザーが「料金」「速度」「サービスエリア」「端末の仕様(PCカード型やUSB型など)」にそれぞれ優先度を付け、どのキャリアを選ぶかにより、もしかして大きな変化をもたらすかもしれないと期待していたりもする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.