「iD」で国民健康保険料を支払い――江東区が試験導入

» 2008年04月15日 13時55分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモと三井住友カードは4月15日、東京都江東区において6月から、後払い電子マネー「iD」による国民健康保険料の支払いを試験導入すると発表した。公金をiDで支払う取り組みは、今回が初めて。

 2社は、厚生労働省の依頼により江東区が実施している「携帯電話を活用した国民健康保険料の収納モデル事業」に参画。収納モデル事業は、国民健康保険料の収納率が低い若年層の被保険者の収納率向上を目的として検討されており、携帯電話を活用した新たな収納方法のモデル事業として2007年度より実施されている。これまでにも新しい支払い方法として、携帯電話料金への上乗せ支払いやプリペイド型電子マネーでの支払いを導入した。モデル事業期間は、2009年3月までとなっている。

photo 「iD」による国民健康保険料の決済イメージ

 江東区では、iDによる保険料支払いを希望するモニターを5月中旬まで募集。モニターの携帯電話に、保険料の支払い案内をメールで通知する。その後、モニター本人だけがアクセスできる専用サイトで、支払い方法にiDを指定すれば自動的にネット決済が完了する。

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