富士通フロンテックブースは、カラー電子ペーパーマルチパネル「Super Frontech Vision EP」や曲げられる「曲面カラー電子ペーパー」、通信機能を搭載する情報表示端末「FLEPia」(フレッピア)などを展示する。
Super Frontech Vision EPは、12型のカラー電子ペーパーを複数枚並べ、1つの大きなマルチビジョンとしての活用を想定するもの。最大4行×4列の計16枚並べられる。曲面カラー電子ペーパーは表示画面を曲げられ、かつ指で押してもにじまない特徴を持つ。展示パネルは400×800ピクセル/曲率半径R110の12型。より小さいサイズにもできるので、曲面で構成する小型端末などへの搭載も想定されるという。
FLEPiaはカラー電子ペーパーとWindows CE+通信機能を搭載する情報表示端末(2007年4月発表)。12型と8型の2モデルを用意し、表示解像度はそれぞれ768×1024ピクセル(最大4096色)。本体サイズは158(幅)×240(高さ)×12(厚さ)ミリ、重量350グラム。IEEE 802.11b/g無線LANとSDカードスロット、USB2.0などの通信機能・外部端子を備え、タッチパネルやボタンで操作できる。現在、企業向けサンプルとして10台単位で販売する(8型モデルで約150万円/10台)。
表示書き換え速度は8色表示時で約2秒、4096色表示時で約10秒。同社は電子ペーパーを液晶ディスプレイの代替ではなく、あくまで紙の代替として考え、電子新聞や書籍の配信、ビジネス文書の回覧(ペーパーレスの取り組みなども含む)、店頭広告/POP、工場・物流拠点などの作業指示書などとしての利用シーンを想定する。
ブリヂストンブースは、曲げられるフルカラー電子ペーパー「フレキシブルQR-LPD」などの展示やA3サイズの電子ペーパーを2枚つなげて新聞を原寸大で表示するデモを実施する。同社のA3電子ペーパーの解像度は1920×2560ピクセル。株式欄などの非常に小さい文字もそのまま視認可能な文字として表示できる。
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