NTTドコモのシャープ製ケータイは「マルチアシスタント」機能を使って複数の機能を切り替えられるが、ソフトバンクモバイルの「FULLFACE 2 921SH」ではどうだろうか。921SHにはドコモ端末と同様のマルチアシスタントは搭載されていないが、2つの機能を切り替えられる「マルチジョブ」機能が用意されている。
例えばメール閲覧中にスケジュールを確認する場合、メール画面でショートカットキーを押し、ショートカット一覧またはメインメニューからカレンダーを呼び出せる。起動中の機能を切り替えるには、サイドのマナーキーを押す。なお、ほかの機能の起動中にメールキーを長押しすると、メールの受信ボックスがマルチジョブ機能として起動する。
FULLFACE 2 921SHでは、「受信ボックス」と「送信済みボックス」に保存されたメールの検索が可能だ。
検索したいメールのフォルダにカーソルを合わせるか、フォルダにアクセスして「メニュー」→「検索」から「フォルダ内を検索」か「送受信メール検索」を選び、「アドレス(全一致)」「アドレス(部分一致)」「件名」「本文」の検索条件を選べば、検索できる。「送受信メール検索」を行えば、特定の相手とやり取りした一連のメールを確認できて便利だ。
ドコモのシャープ製ケータイには、送受信したメールの本文を簡単にスケジュールに登録する機能があるが、FULLFACE 2 921SHでも同様の機能が利用できるようになった。メールの表示画面で「メニュー」→「カレンダーに登録」を選び、件名や時刻などを編集すれば、スケジューラー(カレンダー)にメールの内容を登録できる。
ソフトバンクのシャープ端末には、アドレス帳に登録されていない差出人からのメールを迷惑メールフォルダへ自動保存する「迷惑メール設定」が用意されている。FULLFACE 2 921SHではさらに詳細な設定が可能になった。
従来の機種では迷惑メール設定をオン/オフするのみだったが、FULLFACE 2 921SHでは「アドレス帳未登録(PCメール)」「個別迷惑設定(共通)」「受信許可リスト(共通)」が追加された。「個別迷惑設定(共通)」では、特定のアドレスや件名のメールが迷惑メール扱いになり、「受信許可リスト(共通)」では、特定のアドレスや件名のメールを通常メール扱いする。
ソフトバンク端末で送受信できるメール容量は最大300Kバイト。FULLFACE 2 921SHもその点は変わらず、送受信できるメールの容量は最大300Kバイトだ。
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