ツーカー終了でKDDIが純減、イー・モバイルは50万契約を突破──4月契約数

» 2008年05月09日 16時38分 公開
[園部修,ITmedia]
グループ名 2008年4月純増数 累計
NTTドコモ 9万6000
 2in1:1万2600
5348万3700(51.9%)
 2in1:25万3000
KDDI −11万8700
 au:11万5400
 ツーカー:−23万4100
3022万500
 au:3022万500(29.3%)
 ツーカー:0(0.0%)
ソフトバンクモバイル 19万2900 1877万9100(18.2%)
イー・モバイル 9万2400 50万3900(0.5%)
携帯総計 26万2700 1億298万7200(前月比増減率 0.3%)

 電気通信事業者協会(TCA)が5月9日、2008年4月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。総計は1億758万9900で、ツーカーのサービス終了やウィルコムの純減にともなって、25万100件の減少となった。

 携帯電話の契約数は、1億298万7200件。3月の契約数1億272億4500から約26万2700の増加となった。

 キャリア別に見ると、NTTドコモが9万6000件、auが11万5400、ソフトバンクモバイルが19万2900、イー・モバイルが9万2400の純増。3月ほどの大幅な伸びはないものの、各社とも引き続き春商戦で契約数を伸ばしている。ただ、3月31日でサービスを終了したツーカーの契約数、23万4100件がマイナスとなることから、KDDIの合計契約数は11万8700の純減となっている。

 番号ポータビリティ(MNP)の利用状況は、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルが転入超過、ドコモとツーカーが転出超過。ツーカーは、6月末までauおよび他キャリアへの番号ポータビリティが可能となっており、サービス終了後も一部ユーザーの転出がある。

Graph 携帯電話純増数の推移
Graph 携帯電話純増シェアの推移
MNP利用状況 転入 転出 差し引き
NTTドコモ 非公開 非公開 −5万9600
au 非公開 非公開 2万6800
ツーカー 200 −200
ソフトバンクモバイル 非公開 非公開 3万2000
イー・モバイル 非公開 非公開 700

  2008年4月純増 累計
システム別
NTTドコモ(W-CDMA) 49万5300 4444万4700
NTTドコモ(PDC) −39万9400 903万9000
au(CDMA2000 1x) 12万6300 2981万4900
au(cdmaOne) −1万900 40万5600
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 44万6200 1445万3100
ソフトバンクモバイル(PDC) −25万3300 432万6000
イー・モバイル(W-CDMA) 9万2400 50万3900
ツーカー(PDC) −23万4100 0
(参考)プリペイド契約
NTTドコモ −200 4万0000
KDDI −23万5800(au:−1万7900、ツーカー:−21万7900) 61万500(au:61万500、ツーカー:0)
ソフトバンクモバイル −2万4300 119万5500
イー・モバイル 1900 5000
合計 −25万8300 185万1000
(参考)通信モジュール
NTTドコモ 1万2100 144万4900
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 5000 81万9200
ソフトバンクモバイル 1000 2600
合計 1万8100 226万6700
(参考)IP接続サービス
iモード(NTTドコモ) 4万8900 4804万1600
EZweb(KDDI) 8万4100 2559万6400
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 14万4900 1531万5800
EMnet(イー・モバイル) 9900 2万
合計 28万7700 8897万3800

ウィルコムは1万2600の純減

グループ名 2008年4月純増 累計
ウィルコム −1万2600 460万2700
PHS総計 −1万2600 460万2700

 ウィルコムの契約数は、春商戦が一段落したことで再び純減となった。−1万2600件の純減の理由は、「『HONEY BEE』を始め新音声端末が好調で、法人契約、個人契約ともに音声の契約数は好調だったが、データ通信契約での競争が激化しているため」(広報グループ)としている。

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